私の日記帳
夕方になり、いつものように日記を開く
特に書くこともなく、昨日と同じような内容になる
日記を書く理由はない
ただぼんやりとその日のことを書いているだけ
いつかこれを見返す時がきた時、私はどんな思いでこれを開くのだろうか
向かい合わせ
向かい合わせに座っている君と目が合う
咄嗟に目線を反らす
もう友達になって2年目なのに
いまだに目も合わせられない
そんな関係
いつか自信をもって目を合わせられるようになるのだろうか
やるせない気持ち
もう3年前の話
当時一番の親友だった人だったのに急に話しかけられなくなった
道ですれ違っても無視。こちらが挨拶したら返してはくれるけど必要最低限のことだけ。
私、なんかやったっけ、って思い返しても何も思いあたらない。つい昨日までは普通に話して、笑って、冗談も言い合える仲だったのに
3年経った今でもやるせなさでいっぱいだ
海へ
人生で初めて海に行ったときのこと
あの時は小学4年生ぐらいの時でさ、初めて海に行くのに加えて普段は遠くに住んでいる従兄弟と一緒で忘れられない思い出になったよ
その時はただ純粋に楽しくて、遠くから見たら青色なのに手ですくったら透明なことが不思議でわくわくしたな
今となってはそんな純粋な疑問は浮かばない
知識をつけたと共に、世界が狭くなったのかななんて思ったり
もう一度だけあの時間に戻れたなら、私はどのようなことを思うのだろうか。どんな疑問を持つのだろうか
過去に戻りたいな
裏返し
「知ってた?月の裏側ってほんとは凸凹なんだよ」
地面から見た月は綺麗でいつまででも見ていられるのに、その裏側には長年の間隕石にぶつかられた傷痕がある
一見表の月のように綺麗な言葉でも、もしかしたら真意は裏の月のように暗く、おどおどしい言葉なのかもしれない
そう思ったらただの言葉1つでさえ簡単に飲み込めなくなって
言葉を裏返した先には何があるのだろうか