鳥のように
鳥のように空を自由に飛んでみたい。広い広い空を。
背負っている重りも、しがらみも、全部外して飛び立ちたい。
人間関係で悩まされ、学校や会社での立ち位置に気を取られ、そんな生活をしている私達の頭上を悠々と飛んでいる鳥達は、なんて自由なんだろう。
もし、鳥のように空を自由に飛べるようになれるなら私はこの鎖を取っ払って…
さよならを言う前に
さようなら。バイバイ
そう言って君は引っ越した
あれから何年も経った今でも思い出せる
君の声。君の笑顔。君の姿。
昨日のように思い出せる
いつかまた会えるのかな
会いたいな
もし君に会ったら久し振りって笑顔で迎えるんだ
そして今度は"さよなら"じゃなくて"またね"で終わらせたい
空模様
空ってなんでこんなに綺麗なんだろうね
自分がこんなにも悩んでるのに、こんなにも落ち込んでいるのに
清々しいほどの美しい空を見せつけられたら、なんだか自分の悩みなんて大したことないって言われてる気がする。
恨みたくなる程に美しいその模様は、いつだって私の頭の上に存在している
鏡
ただ、自分を写し出すもの
美化されるわけでもなく、かといって醜くなるわけでもない
ただ、自分のあるままを映し出す
鏡の中の自分は今日も笑顔を浮かべてる
毎日の笑顔チェック
毎日笑顔を張り付けていたら、不安になるんだ
この笑顔が剥がれ落ちる日は来るのだろうか、って
だから毎朝鏡の前で笑顔を浮かべる
そして毎回安心するんだ
ああ、よかった
まだ私は笑顔でいれてるって
いつまでも捨てられないもの
お母さんから昔もらった栞かな
私が本の虫だからっていう理由でくれた。元々お母さんのものだったのに
その栞をお母さんは冗談目かして"形見だよ"なんて言ってたっけ
お母さんはその事覚えてるか分からないけどね
私は当時小学校6年生だったけど今でも覚えている
今じゃお母さんは体が弱くなって、あんだけ心強かった背中も頼りなく感じる
きっとこの栞が本当の"形見"になっちゃうんだろうな
な~んてことを考えながら今日も私は本をめくる。側にはちゃんと、栞を置いて