『ねえ、此れ。此のままなのは、残りわずかだよ。』そう、目の前の奴が言った。
五月蝿い、五月蝿い。そういう気持ちを顔に表した。
『あはっ、あはははははは!。そうかい、そうかい。君は変な奴だね。』と目の前の奴は腹を抱えて笑いやがった。
『何の用だ?。笑いに来たのか。このオレを。』と不貞腐れたように花壇を見た。
すると奴は、首をふりながら言った。『アー、ウウン。違うよ。見えたから警告しに来ただけ。』
すると此方を見て、笑った。『警告?。この華を?。』とオレが云うと奴は悲しそうに笑った。
『ウウン、君を。哀しさで現実から逃げている、愚かで哀しい鳥にね。』
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『華開けば涙流し』
『信じない、信じないぞ。』そう、自分に言い聞かせた。
そもそも、あの人が死ぬなんて想像外なのだ。
自分は力不足だったのだ。
真実が心臓を掻ききる前に、自分は泣く事しかできない。
愚かな鳥への目向けは、誰がやってくれるのだろう。
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笑顔、怒り顔、泣き顔、困り顔。
貴方の事なら何でもご存知ですよ。
だけど、なぜ泣くのかは、本当に、本当にわからない。
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『さようなら、時計の云うとうり』
欲とは正に、人間の心理でありこの世を制するものなのだ。
欲に誠実に生きなければ、人間は息絶えるのだ。
神が、おっしゃった、この言葉どうり生きてきたのだ。
世の中では此れに反対するものも現れてきた。
だが神はこれを赦してくださった。何せ、欲なのだ。仕方の在るまい。
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欲に忠実にしていくうちに、人殺しが現れてきた。
仕方の在るまい。仕方ないのだ。欲なのだから。
どんどん、皆がそうしていった。国一番の金持ちや一国の大統領でさえ、どんどん殺られていった。
仕方ない。仕方ない。仕方ない・・・・・。
そう、仕方ない。
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何が欲しい?。誰かがくれた、この質問。
返答を待つ前に彼はどうしたのだろ。
そうだ、返答を言おう。
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『神ノ我ガ儘ナ心』
ー教えてください。私の名を。
『すいません・・・。』謝って、誤っていくのだ。もう一生。
名も亡きこの世界を、色鮮やかにするのは、もうないのだ。
私は、もう日を浴びる事は在るのだろうか。
この、名を呼ぶものは居るのだろか。
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『愚かな約束』
綺麗な目。君の瞳の矛先は自分であったらいいのに。
光輝く、美しいその瞳。
我が儘な自分は今日も呟く。『瞳の先は誰なのだろう。』
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このままじっと見ていたい。
出来ればこちらを見ていただきたい。そんな冗談、空想だ。
信じない。信じないぞ。君をわかっているのは自分なのだろう?。
だからその目を他の誰かに向けないで。
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やっと見つけた王子様。
だけどあの人、浮気性。アア、残念。
だけどお姫様が守ってあげましょう。変な輩に見つからないように。
その時が終わったとき、運命の恋が巻き起こるでしょう。
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『参人ノ心絵』