はた織

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8/16/2025, 12:49:37 PM

 黒き鷲
 白き白鳥を
 ふた親に
 わが雛を羽ばたかせたまへ
                (250816 遠くの空へ)

8/15/2025, 12:22:53 PM

 こんな本と
 その麗しさに唾吐く
 お前を
 本の角に潰す
         (250815 !マークじゃ足りない感情)

8/14/2025, 12:21:43 PM

 我ぞ野芹と
 睨めかく眼を
 草色に生い茂らせ
 微笑みわたり
               (250814 君が見た景色)

8/13/2025, 12:51:01 PM

 人から褒められても、他人事と思ってしまう。返礼すれば簡単に済む話だが、何故か言葉にならない。本当に、私のことを言っているのかと疑ってしまう。
 だが私自身ではなく、私に身についたもの、受け継がれたものを褒めているなら素直に喜べる。よくよく考えてみれば、その服素敵ですねと言われたら、服のことを褒めているのだ。何も私自身だけの話ではない。
 そんな当たり前のことに気づくまで、自分のことばかり気にしていた。その服を着こなせて偉いね、と幼稚に扱われているような錯覚に陥っていた。
 私にも似合う服を作ってくれた人の顔も姿も気配さえも、全く頭に浮かばなかった。幼さ故の無知な頭にやりがちなひどい思考回路だ。いい加減迷子になるのはやめろ。人が素直に感じた正しさと美しさに導かれて、前に進んで行って来い。二度と振り返るな。真っ直ぐ歩け。
            (250813 言葉にならないもの)

8/12/2025, 12:43:08 PM

 かげろうの如く
 ゆらめぎてはためく
 つがいの胡蝶の
 ワルツかな
                (250812 真夏の記憶)

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