泣かないで
ただ家族のために
一生懸命心を込めてやっているだけなのに
時に流れる涙で目の前の景色が歪んで見える
ああ罪なあなた
美味しくってカラダにも良くって
生で良し、火を通してもよし
主役にも脇役でも存在感ったぷり
どんなものにだってアレンジできてしまう
そう「玉ねぎ」
半割りやざく切り、
薄切りだったらまだいいいの
みじん切り
私があなたをそう変化させようとする時
目から溢れ、流れ落ちる涙を抑えることが出来ない
目の前のあなたは「泣かないで…」と言わんばかりにまな板の上にだまってに存在しているのに
だから泣かないための方法をネットで色々調べてみた
包丁は研いで切れ味をよくしよう
冷やしたり、レンジで少しチンしたりするのも
水に浸しながらなんて方法もあるみたい
スイミング用、ダイビング用のゴーグルだって持ってるわ
面倒だからといろいろ試さずにいたけれど
泣かずにあなたと向き合える日も遠くなさそう
これからも、いただいたいのちを美味しくいただきます!
ありがとう
冬のはじまり
毎日同じ時間に起きていると
窓の外の暗さや寒さの体感が変わっていくのを五感で感じる
ホカホカと温まったベッドからなかなか出られないなんてことも増えて、ちょっと気合入れなくちゃならない日もある
そんなときには「う~ん」と猫のように伸びをしよう
朝一番に飲んでいたお水も白湯に変えて体の中から温める
効果はてきめん
すぐに手先足先までポカポカしてきて、わたしの行動スイッチをオンにする
朝のルーティンも少しずつ冬仕様にバージョンアップ
年齢と怠け癖に抗いながら冬を乗り切るために!
終わらせないで
長く続けられないことはわかっているから
遠くない先に終りが来ることもわかっているから
もう少しの間だけ
夢の中にいさせてください
この幸せな瞬間の積み重ねを
心に記憶に刻みつける時間をください
どうかまだ終わらせないで
愛情
あたたかく慈しみ
心から大切に思う
その対象が
いつも笑顔で
幸せでいてくれるのが
私の喜びや癒やし
そして活力ともなる
それは犠牲をともなうものではなく
ましてや見返りを求めるものでもない
自分を愛するように他人を愛する…
みたいな感情だろうか?
今愛情について思いを巡らし
私の拙い語彙の中から絞り出したのがこれ
ただ自分を愛するっていうのが私にとってはまだ少し難しかったりするから、そこが今ひとつピンとこない
愛情って一体なんだろう
明日になったらまた違う答えが出てきそうだな
微熱
ほんの僅か共に過ごせる時間が
辛さ切なさを凌駕した
あなたに夢中だったあの頃
私は微熱に冒されていた