11/18/2024, 11:09:48 AM
「たくさんの思い出」
急に思い出すことがある。
楽しい思い出も悲しかった思い出も。
何が出てくるか分からない。
サクマドロップスのように、
カランと出てくるまで分からない。
苦手なハッカ味がでる時だってある。
思わず缶に戻して見ないふり。
悲しかった思い出だって見ないふり。
11/17/2024, 10:50:06 AM
「冬になったら」
雪が音を吸い込んで、
世界が少し静かになる。
雪が色も吸い込んで、
世界が少し白くなる。
11/16/2024, 11:00:57 AM
「はなればなれ」
片方がないどんぐり帽子。
セットで買った、片方割れてしまったマグカップ。
片方だけの貝殻。
片方どこかにいってしまった靴下。
あるはずなのにない。
ぽっかりそこだけ空いてしまった。
11/16/2024, 12:42:06 AM
「子猫」
まだ生まれたての体で、
1人では生きることもできず、
開いてるか開いてないか分からない目は、
世界をぼやけて捉える。
自分がどうなっているのかも分からず、
精一杯に呼吸し、鳴いて、生きている。
みんなもそうだ。
しっかりして見えるあの大人も
みんな子猫のように日々を生きるのに精一杯である。
11/11/2024, 11:29:27 AM
「飛べない翼」
飛ぶための翼であるならば、
私はこの翼をもいでいた事だろう。
未だ付いている私の翼。
飛べなくとも、大切な私の一部なのだ。
さすってみれば、暖かい。