夏緑樹林

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8/27/2024, 11:43:11 AM

「雨に佇む」

帰り道、何か当たった感触。

見上げれば、雨。

傘をさすかどうか迷うくらいの小雨。

しばらく佇んでみる。

不思議と不快ではない雨の感触に、足を踏み出す。

こんな日もある。


8/25/2024, 11:24:47 AM

「向かい合わせ」

机を合わせてペアワーク。

ふと目の前のペンを走らせる君が気になってしまう。

──綺麗な字

しばらく見てしまった。

君が伸ばした足があたる。

パッと顔を上げれば、君と目が合う。

「ごめん、足あたった。
てか、全然課題進んでないじゃん。」

と笑う君。

なんとなく特別な時間だった。

8/25/2024, 7:24:51 AM

「やるせない気持ち」

やるせない気持ちになった時、私は髪を切りたくなる。

バッサリと軽くしたくなる。

多分、自分の気持ちを髪に預けてるんだと思う。

切り離すことで、気持ちは床に落ちていく。

そうすることで、気持ちを切り替えてるのかもしれない。

やるせなくなった時、私は髪を切る。

もう切る髪が無くなってしまいそうだ。

8/23/2024, 5:41:50 PM

「海へ」

最近、海が荒れてる。

荒波が押し寄せてきてる。

今日、波が特別大きくなって、目から溢れた。

落ちていく水はとても重く、暗い。

頬をつたって口に入れば、ひどくしょっぱい。

大きく荒れた海は、次第に風を孕む。

風は声となり、口から溢れる。

その風は静かだが、悲しく、切ない。

低く、唸る。

波がおさまれば、海はまた穏やかになる。

溢れた水は乾き、風はどこか遠くへ。

私もまたいつも通り。

8/22/2024, 4:33:23 PM

「裏返し」

人の裏まで知りたいとは思わない。

仮に、その人の表面しか知らなかったとしても

私が好きなのは、その表面だから。

裏返したら、別人かもしれない。

浅い付き合いと思われるかもしれないけど、これでいい。

自分が楽だから。

逆に自分の裏面は知って貰いたい。

そんな気持ちだと、裏面も意味無くなってくるかも。

表から透けて見えてそうで、だんだん裏表の区別なんか

つかなくなってくる。

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