◯テーマ『誰よりも』
誰よりも掴みたい
誰よりも描きたい未来なのに
手を伸ばす勇気がない
臆病な自分がもどかしい
◯テーマ『お気に入り』
大好きなものは、誰にも見せたくない
服も、本も、アクセサリーも
全部ぜんぶ、私の箱にしまい込む
そろそろ、彼に
会いに行く時間だわ
そっとクローゼットの扉を開けた私は
お気に入りたちに手を伸ばして
精一杯に着飾るの
大好きな彼が
私だけを見てくれるように
◯テーマ『今日にさよなら』
今日が終わる
明日の朝、俺の瞼は開くだろうか
分からないから、今ある時間を
精一杯に生きよう
やりたいこと、思いつくこと
全部やってから眠りにつこう
おやすみ、セフィーヌ
愛しい人よ
迎えが来れば、僕の隣で
土産話を聞いてくれないか
テーマ『10年後の私から届いた手紙』
10年前の私へ、未来の私があなたに伝えたいこと。それは
やりたいと思ったことは、迷わずやりなさいってこと
年齢なんて関係ない
遅すぎるなんてことは、何一つ無いから大丈夫
心が望むまま、やりたいと思ったその時がベストタイミングだからね
時には、他人と自分を比べて落ち込むことがあると思う
でも、これだけは忘れないで
どんなに周囲の人間が素晴らしくても
あなたの中には、決して色褪せない輝きがあるってこと
誰にも見劣りしない、あなただけの魅力があるってこと
だからどうか、周囲と比べて自分を卑下せずに
あなたは素敵なんだって、信じていてほしい
過去の恨みとか、辛さとか、たくさんあると思う
憎しみを忘れられなくて、罪悪感に苛まれる夜もあったよね
許せなくていいよ。人を憎んでいいし、恨んでもいい
全部人のせいにしたっていいんだよ
清らかな人間になろうとしなくていい
どんなに汚れても、醜くても、あなたは綺麗だから
そのままの私で、どうすれば生きやすくなるのか
心と体と相談しながら
一日一日を、いい時間にしていってください
あなたは一人じゃないよ
ダメなことなんてないんだから、思い切り楽しみながら
10年後の私に、会いに来てね!
どんな私になれるのか
今からワクワクして待ってます
10年後の私より
テーマ『バレンタイン』
姉や母から大粒のチョコをもらった彼氏は
もうこれ以上チョコはいらないと言っていたので
私からはチョコじゃなくて、普段行かないコンビニ限定っぽい
細めのじゃ◯◯こをあげることにした
気に入ってくれたみたいで嬉しかった
お姉さんとお母さんが彼にあげたチョコを
私も少し分けてもらって食べたけれど
大粒で甘くて、一粒で満足できるチョコだった
(今日の歯科検診に引っかからなくてよかった)
◯テーマ『伝えたい』2024/02/12
父親が嫌いで
母親が憎くて憎くて
しょうがない、子供の頃の私に伝えたい
もし、好きな家族のもとに生まれられるのだとしたら
あなたは、どんな両親と暮らしたい?
どんなお家を選んでもいいよ
──私のことだけを見て
どんな私でも愛してくれて
よその子と私を比べたりしない
夫婦よりも、じいちゃんばあちゃんとの関係よりも
私の気持ちを最優先して、大切にしてくれる
兄弟の世話をしなくても、私のことを甘やかしてくれる
私が好きなものを、一緒に大切にしてくれる
私が好きな食べ物を、一緒に美味しいねって食べてくれる
私がお父さんとお母さん大好きって言ったら
『私たちもだよ』って、満面の笑顔で抱きしめてくれる
そんなお父さんとお母さんに、育てられたかった
そう言って、こらえたように涙を流す、子供の頃の私
温かい家族が欲しかったんだなって気づいて、大人の私も視界が歪む
実際の両親は、思ってた親とは違ったかもしれないけど
温かい関係性は、親子でなくても作れるよ
大丈夫。私だけの居場所が、きっとあるからね
◯テーマ『待ってて』2024/02/13
待つことには慣れた
社会には、私より優先されるべき人たちがたくさんいて
自分みたいなのはだいたい、後ろから数えたほうが早い順番なんだ
けれど最近、待つのはもう、うんざりだって思い始めた
でも、待たないと怒られる。怒られたくない
なら他人を優先しないといけない状況を、徹底的に避ければいい
自分を最優先する生活に変えるんだ
なるべく人とかかわらず
本当に付き合いたい人とだけ付き合えばいい
自分がやりたいことは思う存分にやっていいし
やりたいことは全くやらなくていい
そんな気楽で楽しい未来が、あなたにも待ってるんだよ!
今のあなたには、大切な人なんて考えられないかもしれないけど
あなたが一緒にいたいって思える人が現れるのは
もう決定事項だから、安心してこっちにおいで
少しずつ、毎日生きてるだけでいい
待ってて、もうすぐ迎えに行くから
テーマ『誰もがみんな』
誰もがみんな、ヒーローになれるわけじゃない
子供の頃、私は好きなアニメや作品の主要人物のように
自分もなにか、特別な力を得られると思っていた
けれど現実は、ただ自分があるだけで
ある日突然なにかが変わったり
周囲の人間がもてはやすような、才能に目覚めることはなかった
私が今のところできるのは
依頼されたプロットや脚本を書くこと
でも、なぜか最近文章が浮かばない
少し前までは、プロットを見れば次の流れが頭に浮かんできたのに
今はいちいちキーボードを叩く手が止まって
やるせなさで胸が一杯になる
もっと力を抜いて、自由に文章を書きたい
考え抜かれた緻密なものよりも、その時浮かんできた感覚を大切にしたい
(そりゃあ考えて考えて、パズルみたいに組み立てることができれば
とても素晴らしいことだと思うけど、あいにくそういうのは苦手だ)
少し休んでみようと思う
それで、また少しずつでも書き進めたい
期限は2日後だから、それまでに書き終えられたらいいな
くらいに思って
今は、自分のペースに任せてあげたい