灯火を囲んで
影が短くなるまで
一緒にいた僕たちは

灯火が消えてしまった今でも

心のなかにお互いの
影をいつまでも落としてる

永遠にさえ思えた時も
いつの間にか消え去り

いつか朽ちるであろう
肉体を手放したとき

また

灯火を囲んで
永遠の時を刻むことができるのだろう

解けた靴紐
結び直すように

上手くいかない
あなたとの関係も

なんども
結び直せたらいいのに

心の中の風景は
いつも色褪せていて
よく見えない

それは私の心と似ていて
いつも曖昧
濃いモヤのなか

いつかは見えるようになるのかな
いつかは思い出すことが出来るのかな
それすらわからない

でもひとつわかることは
どちらも
代わりのないもの
大切な私の一部であるということ

毎日が特別〜
ってプーが言ってたような

どこからか聴こえてくる
懐かしい音

あの頃一緒にいてくれた人たちは
いなくなってしまった

哀しくて
暖かい
風鈴の音

私は今だにここにいるよ
その澄んだ音にのせて
届けてほしい

あの人たちのもとへ