闇の精霊

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8/29/2024, 11:26:41 AM

【言葉はいらない、ただ…】
さあ、新機種を手にしたぞ。移行をし…。エラーなんで?ちょ、まっ…。ごほん。あぁ、言いたい事は分かる。だが、言葉はいらない。ただ…この時間に…店は…空いてるのか?…うん…心折れた。付き合ってくれる?本当に?ふ、ふん。別に助けて欲しくなんてないんだか…嘘です。ごめんなさい。調子乗りました。許して!助けて!見捨てなぁいでぇ!!!

8/28/2024, 12:44:04 PM

【突然の君の訪問】
過去がピンポンを鳴らしてやってきた。ケジメをつけないとならない。私は美しく生きる為に故郷を捨てた。それなのに扉の向こうの過去は邪気のない満面の笑みを浮かべている。何も知らないのだろう。かってに友人面しているのだろう。腹立たしい。私はペルソナを付けて過去と対峙した。

8/27/2024, 10:04:46 AM

【雨に佇む】
冷たい雨が全身を濡らす。校舎から同級生達が心配そうにこちらを見ているが豪雨に落雷。彼方はそうそう近寄れず、此方は様子がろくに見えなきゃ声なんて聞こえもしない。そんな危険な天気の中、どうして突っ立っているのかって?希死念慮に近しいもの。こうしている時にだけ素になれる。風邪を拗らせて死んでしまえばいい、雷に打たれて死んでしまえばいい、体温低下で死んでしまえばいい。自暴自棄。どうしようもない悲しみを抱えている。だが、泣きたくても泣けない。だから、涙の表現に用いられる雨に打たれる事で擬似的に泣いているともいえる。正気じゃない。マトモじゃない。分かってる。でも、やめられない。寒さで体力が減っていくが気持ちがほんの少しだけ楽になるんだ。割に合っているか。そう問われると効率は最悪だと答えられる。この感情を気象で隠さずに表に出せたら救われるのに。

8/26/2024, 10:43:20 AM

【私の日記帳】
これは私の日常と心情を詰めた私の片割れの様なもの。喜びも悲しみもくだらない事も全部全部詰め込んだ唯一無二の代物。毎日つけている訳じゃないけれども読み返せばその時の事を思い出せる。喜びで頬をほころばせ、悲しみを思い出して傷付いてもその時よりは成長した私なら笑い飛ばせる。くだらないのも日常だと思う。今日もそんな片割れに日常を綴る私なのであった。

8/25/2024, 11:20:37 AM

【向かい合わせ】
信じていたのに。鏡合わせの二人だと思っていたのに。向かい合わせの存在でずっと手の平を合わせていられると思ったのにアイツは裏切った。組織に属した。最後の言葉は「僕は利のある方を選ぶ」その続きにお前も来れば良いと言われたが手を払う気にも怒鳴る気にもならずただアイツを睨んだ。「そう。じゃあね」と表情一つ変えずに背を向けて去っていった。冷淡な奴だとは思っていたがここまでとは思っていなかった。裏を返せば僕はそこまで冷淡にいられないという事。そうか、もっと非情にならないといけないのか。僕は暗殺者。職に対する意識が足りていない。それを見せつけられた気がした。誰もいない事を確認して僕はそっと蓋をしていた本音を呟く「友達になりたかったのに」と。

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