あまの

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12/14/2024, 4:35:36 PM

イルミネーション

星の光もかすむほど明るすぎる現代では、その起源がなんであったかなど気にする人はいないのだろう。

ピカピカと点滅を繰り返す光は綺麗だけれど、そのひとつひとつを間近で見ると味気ない。

12/13/2024, 2:23:51 PM

愛を注いで

これでもかと注がれた愛に自分はどれだけ応えられるだろうか。
無条件の愛を受けたとて返せるものなど持ち合わせていないことが、だんだんと重荷になっていく。
このいのちに嫌気が差して、投げ出したくなったとしても、差し出せるものはこれしかないのだからと引きずっても這っても生きていかなくちゃ。

12/13/2024, 2:57:46 AM

心と心

自分の心の足りないところを 持っているならそれはどんな人だろうか

8/23/2023, 5:05:41 PM

海へ

打ち寄せる波に素足を浸しながら歩くあなたを怖いと思ったのはいつの事だっただろうか。
そう、高校生が出歩くには少し遅い夜にドライブに誘って来たあなたはあの日、私を夜の海へと連れ出した。
静かに寄せては返す波にそのまま攫われて、闇に染まった夜の海のその向こうに行ってしまいそうな。そしてそれを悲しげに、でもそれが救いだとでも思っているようなその顔が今でもたまに頭にふと、浮かぶのです。
もうどこにいるのか、何をしているのか、連絡先も分からなくなってしまったけれど。ふとあなたのことを思い出す時、きっと幸せであればいいなと思ってしまうのです。

6/27/2023, 3:18:27 PM

このままバックれてしまおうか。
そう出来たならどれだけいいだろう。
しかしそんなことはいけない。
わかっている。わかっている。
だからせめて頭の中では悪態ついて

逃避行

この電車の終点まで。
乗り換えた先のそのまた終点まで。
誰も知らない人ばかりの街へ。
誰もいないところまで。

遠いところへ行きたかった。

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