ー雪景色ー
雪が積もった
見渡す限り真っ白で、地面も木々も、美しい雪景色だ
太陽の光に照らされたキラキラは、感動を与える
ああ、僕の道にも雪が積もればいいのに
汚いものや見たくないもの、全てを伏せて
真っ白にしてくれたらどれだけ楽だろうか
汚れを知らないその純白は
あまりに眩しくて、光っていて、
まるで綺麗なものしか存在していないかのような
輝きがある
僕の人生も美しく、輝く日が来るのだろうか
雪が溶けませんように
どうか、僕の道にも雪が積もりますように。
ー願い事ー
「寒いね」と嬉しそうに笑う君
白い息、赤くなった頬
室内に入れば良いのに外を歩きたがる
腕を寄せて距離がゼロになるからだ
寒いからこそ温もりを感じて暖かくなれる季節
だから君は冬が好きなんだろうと僕は思ってるよ
なんて可愛らしいんだろう
でも、君は僕を見ていない
僕は君の隣にいるのに
いつだって僕には背を向けている
恋をしているその目が僕に向いてくれたら
どんなに良いだろう
僕が君の冬を暖めてあげる日は来ないのだろうか
ー理解ー
どうせ理解されないから
話したら余計に虚しくなる
そう言った君の目は、すでに涙が乾いた目をしていた
きっと今までたくさん泣いてきたんだね
理解してもらえるように
辛い思いをしながら努力をしてきたんだね
その勇気を僕は抱きしめたい
「話す」と言うことは少なからず理解をしてほしいと願っている証拠だ
君の思いを僕は受け取るよ
僕には諦めないでくれ
たとえ周りが理解できないと言っても
僕は理解したい
君の拠り所になりたいんだ
ーここにいるよー
触れられそうで触れられない
近づいたと思ったのに近づいていないこの距離に
虚しくなる
君の笑顔は僕に向いているのに、
君の心は僕に向いていない
僕がいるのに
僕がいるのに
君を見ている人はここにいるよ
僕は君の不安を抱きしめたい
君の涙を拭いたい
君の気持ちを理解できる唯一の人になりたいんだ
僕の思いが届く日を願って
今日も君の隣にいるよ
君の感性は素敵だよ