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7/27/2022, 12:16:58 PM

「神様はいるんだよ!!」
「何言ってんの?いる訳ないじゃん!」
神様はいる。
だって見たことあるもん。話したことあるもん。
3年前、私が10歳の誕生日の夜に現れて言った。
「10歳おめでとう。お前は神に選ばれし者だ。
君は今までいい事をしてきた。だからこれからはいい事が起こる。」
「これからでもいい事をすると、その内返ってくるぞ!逆に、わるい事をすると、わるい事が返ってくるから、注意するんだぞ。」

そう、言ったんだよ。
まだ、無いけど。その内来るよね?
みんなに神様のいる事を教えながら待ってる。
ずっとずーっと。

7/24/2022, 11:12:01 AM

「俺、退院したら星空を寝ながら見たいな」
重い病気にかかり入院してる友達、健斗が言う。
「そうだな、退院したら絶対に見に行こうな」
「楽しみだな〜」
お前は知らない。
余命が後3ヶ月という事を。
きっとこれを知ったらお前は悲しむのかな。
泣くのかな。お前はいつも予想外の事をするからな。
言われた時の事が想像出来ない。


3日後ー
「なぁ」 「何?」
「俺って、余命後3ヶ月なんだろ?」
「なんで…?」
「母さんから知らされたんだ。」
「っ!………。お、お前はどう思うんだ?」
「………。」
「星、見たかったなぁ」
「えっと、と、とりあえず言ってみたら?」
「言ったよ。駄目だって…」


3ヶ月後ー

アイツは余命宣告の通り亡くなった。
「………。あ、星めっちゃある」
「……。よし、見に行こうぜ!」
「綺麗だな。」
…………。
「ま、返事なんかする訳ないか。」

「本当。綺麗だな〜!あ、アレがオリオン座⁉︎」
「え?」
「え、えっと、え?健斗⁉︎」
…………。
「………。あぁ、あれがオリオン座だな。砂時計みたいだ。」


俺は言う。
お前は何も言わない。けど、
「本当!砂時計みたいだな!」
そう聞こえた様な気がした。

7/23/2022, 11:53:39 AM

この時期に咲く花が咲いた。
大きくて、透き通る様な白色の花びら。
私はこれを摘んで病院へ行く。
「大丈夫?調子はどう?」私は聞く。
「あぁ、大丈夫だよ。いつもありがとう。やっぱり優しいね。そういうところが本当に大好きなんだ。」
彼が答える。
「もう…。」と私は照れながら花を花瓶に入れる。
「この花、花びら大きいね〜」
「そうでしょう?ゼラニウムっていうの。」
「これはあなたの為に選んだの。」
「へぇ、嬉しいな」
「ふふ」
 あなたは気付いてない。私があなたの秘密を知っている事を。



私はあなたの愛を信じないー。