めくるめく過ぎていく日々
夜に外食にしたいのは
贅沢ではなく 少しサボるため
なんて余裕を得るための
お金も節約しておきたいけど
そんな理由
というか美学
というかこだわり
というか言い訳なら
いつも考えてある
タイムイズマネー
そんな時間は必要ないって
なんて悲観を失望しないで
現実逃避 逃げるのではなく
現実逃避 俯瞰してるだけさ
タイムマシンはいつだって
引き出しの中にしまってある
あの人はきっと
花のように凛として
あの人はきっと
鳥のように優雅で
あの人はきっと
海のように穏やで
そんなあなた達に出会い
何かを感じ
何かを学び
何かを諦め
何かを手にした
それを使いこなすには
まだまだ経験が浅いけど
それを使いこなせなくとも
それは確かに私の手にある
少し早めに眠りについて
2、3時間後に目が覚める
別に寝付けない訳でもないが
枕元に置いたスマホを手にする
暗闇が照らすライトを見ると
人は錯覚に堕ちるらしい
目的地へ向かうために
避けては通れぬ雑踏の中
前の人の歩幅に合わせてみたり
色付きタイル飛び越えてみたり
人生の主役は自分だと
当たり前のことに自惚れてみて
青信号の交差点の真ん中
ふと永遠のような一瞬を立ち止まり
特別な意味を込めて歩き出す
いつの間にか
忘れたよな
視線のピントの合わせ方
みんな同じ人生
じゃないのが運命
世界の中に皆がいて
皆の中に世界がある
流行りに乗る みんな
流行りに乗れない あなた
流行りを理解しない わたし
嫌いなあいつも俺の夢の住人
気になるあの子も夢見るのがルーティン
みんな同じ人生
じゃないのが運命
だから笑って。笑って。
記憶の中の自分は当時よりも
少しだけ背伸びをしてる
それが他人に伝わる時
さらにもう少し背伸びをする
すれ違う子ども
流行りの歌詞
恋愛ドラマのワンシーン
全てを重ね 自分を生かす
過去を改編 自分を異化す
ある日 開いたアルバムに
生かされた自分はおらず
異化された自分もおらず
記憶に残るべき
等身大の私がいた。