疲れてるなら夢を見よう
寝るだけじゃダメ
夢を見ること
心と向き合う時間になる
難しいを当たり前に
当たり前を面白く
面白いを深く
つまらないなら夢を見よう
忘れるだけじゃダメ
夢は心の独り言
つぶやくとはそういうこと
ちょっと哲学的な話
私が見ている青色と
あなたが見ている青色は
同じ青とは限らない
私の青が君の赤で
君の黄色は私の緑
手の平に収まるような
美しさも悪くはない
自分好みに加工された
嘘に満足するのも良いでしょ
見てる画面が違うだけ
かかってるフィルターが違うだけ
白だけで200色あるんでしょ?
私は全部の白を知りたい
教えて欲しい
出来ることなら優しく
澄んだ瞳
哲学的に考えないで
感性とは純文学
娯楽性ではなく芸術性
雨に濡れる私が重ねるのは
闘いの返り血を雨で洗い流す
昔読んでた漫画のワンシーン
そんな雨は映し出す
苦悩と葛藤
その先にある前向きな心情
風に吹かれる私が重ねるのは
「僕をかかえて吹き飛ばしてよ」と
今も聴いてる音楽のワンシーン
そんな風と舞い上がる
歓喜と平穏
その一瞬こそが永遠という夢(無)情
何度も甦る
夕方5時のチャイムが鳴り
少し早めの夕ご飯を済まし
半袖に短パン サンダルを履いて
車の後部座席に乗り込んで
向かうのは港近くの親戚の家
陽が沈むまでは家で涼み
辺りを照らす光が
屋台の灯りに変わる頃
微かに聞こえる
虫のざわめき 海の波音と
一帯の雰囲気が私を溶かし
流れてく時間と浜風と気温が
皆の体温とテンションを冷ます
そして静かなざわめきが
夜空を彩る大輪の花へ
昼間に見えた入道雲の
名残を感じさせる空に咲く大輪
鳴り響く音 盛り上がる歓声 光の余韻
それぞれが それぞれを
より美しく より華やかに
何度も蘇る
胸焦がす思い出だけが
今は波間に揺れている
私は神を信じない
無神論者ほどではないが
全てを私中心にしたい
と思わずとも実はそうで
努力が報われるのも
辛い経験をしてるのも
あなた達と出会えたのも
あなた達と別れがあるのも
全ては自分の行動次第で
未来を活かすのは私だし
過去に意味を持たすのも私
(私を取り巻く環境、私と関わりを持つ人も
全ては私の一部である。大袈裟な例えではあるが)
でも語弊があって
神を信じないというのは大袈裟
頼らないという言い方が正しい
つまり私は
神を日常に感じている
「祈りは口より出で来ずとも 誠の思いは閃くなり」
「御霊下り 愛の炎 冷えた心に燃やしたまえ」
「火は心の底に潜み 隠るる炎燃えたつ今
捧ぐ歌に力を込め 響け誇らしき調べよ」と
花の上のきらめく梅雨の消えぬ間に