夢見る中学生

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12/4/2024, 10:57:01 AM

お題 夢と現実
「おとうさん!りなは大きくなったら医者になるの!」
 「おぉ!いいなぁ…けれど…お前は…」 
「あなた…きっと…諦めるわよ…その時まで待ちなさい」


今日で私は20歳。今はナースをしている。
医者は男のみそれを知ったのは小学5年生の頃、夢についての作文を発表した時だった。
先生は…小さい頃のお母さんのようにきっと…諦めるであろうそう思ってたのだろうか?
私が発表し終わるとある男子生徒は言った「医者は男のみなんだぞ?そんなのも知らない能無しはナースにもなれないな」そう言われたのが一番ショックだった。

私は今日はナースの仕事は休み。自分の部屋でテレビを見ている。
「那覇都知事が記者会見 男女差別発言を言及」
「テレビもみんなきれいごとばっかり…」
 
  現実なんて…見たくなかった…。

 コメント
本来ならば女医という職業があります。
 けれどもこの世界ではないという設定です。






12/3/2024, 11:46:35 AM

お題 さよならは言わないで

お母さんはいつも明るかった
 何気ないことでも、きっと悲しいだろうことも笑いに変えていた。
私の父は小学5年生の頃に死んだ。
 お母さんは泣いていなかった。私は不思議に思った。
しかし、夜中に手洗いに行く途中に泣き声が聞こえ、ふとお母さんの部屋を見てしまった。
すると、めったに見ないお母さんの泣き顔。

私はこのときなんと思っただろう。


「なにぼっとしてるのか?」と従姉妹の声がうっすら聞こえてきた。
「今日はお母さんの葬式だ。ちきんとしろよ」

そうだ…今日はお母さんの葬式だ。
私はお母さんの死を受け止められない。
 ……仕方ないこと…だとは思うが……またあの笑顔が見たい。 さよならなんて…簡単に言わないで