ちゃちゃ

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5/6/2024, 12:17:18 PM

「キミは賢いからわかるだろう?」
「………。」
「明日まで待つ。
答えによってはキミは…いやキミ達は終わりだ」
「……くっ!」
「良い返事を期待しているよ」


「クソッ!!」
どいつもこいつも俺を馬鹿にしやがって!
もう我慢できねぇ。
目にもの見せてやる!

「閣下っ!
いけません!おやめ下さいっ!」
「うるさい、どけっ!」

『ポチッ』

………ちゅどーん!!!

こうして
世界の終わりは始まった

【明日世界が終わるなら】

5/5/2024, 1:30:46 PM

ないしょ ないしょ ないしょの話
プリンをこっそり食べた事

ないしょ ないしょ ないしょの話
ホントはダイエットしてる事

ないしょ ないしょ ないしょの話
今夜は月がまるい事

ないしょ ないしょ ないしょの話
みんなに言えないないしょの話


わたしがキミを好きな事

【お題を勘違いして書いた】

5/3/2024, 6:48:00 PM

僕は喋る事ができない。
正確には周りのみんなと話ができない。

みんなが言っている事は
少しだけ理解できるけど
僕が返事をしてもみんなはあまりわかってくれない。

僕はみんなとは見た目も少し違う気がする。
だから言葉が通じないのかもしれない。


でも…
ママだけは、わかってくれる
ご飯が食べたい時…
遊びたい時…
お外に行きたい時…

僕がお話できる事は
僕とママの
ふたりだけのひみつだワン!

【2人だけの秘密】

5/2/2024, 11:46:13 AM

あっ……だめっ…

いやっ
もっと…つよく

んっ…そこ…もっと…

あぁん…気持ちいぃ~!

優しくしないで!!
痛いくらいがいいのょ



マッサージは♪

【優しくしないで】

5/1/2024, 12:05:34 PM

「うーむ。今日は何色にしようかのぅ…」

老人が見つめた先には
小瓶に入った色とりどりの飴玉があった。
色も然ることながら、味も複雑でひとつとして同じものがない。
悩んだ末、真っ青なそれを口に放り込む。

「ほぅ…なんと爽やかな」

老人が飴玉を舌で転がしていると
パタパタという足音と共にドアが開いた。

「おじぃちゃぁん!」
「おぉ、来ておったか」

「おじいちゃん、何食べてるの?」
「あぁ…お薬じゃよ」

老人は小瓶を指差した。

「えぇー?こんなに綺麗なのにお薬?」
「そうじゃよ。わし専用のお薬じゃ。
お前さんには毒になるから、決して食べてはいかんぞ」

「はーい」

そしてまたパタパタと足音をさせながら部屋を出て行った。

「ほっほっほ」

老人は微笑み、静かに目を閉じた…。


「神さまぁー大変でございます!
起きてください!!」

「何事じゃ?」

「アレを…」

執事が指差した先には空になった小瓶が転がっていた…


その頃…地上では…

「今日の天気は何なの?」
「爽やかな青空からカミナリ?」
「こんなに暑いのに雪?」
「虹もでてるゎ」

「ほっほっほ。こんな天気もたまにはよかろう」


【カラフル】

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