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6/28/2024, 10:42:08 AM

異世界にもっとも近い季節は夏だと思う

【夏・異次元の暑さ】

6/27/2024, 10:06:09 AM

【ここではないどこか】

結局はこの場所で生きるしかないのだと
ため息をつきながら
鏡の向こうの世界を見つめる

熱望、渇望、情熱、そして
少しの勇気があればいい
それだけあれば
世界は変わる
歩きだす

少し高いところから
もっと、高い所から
頂きへと
想像力という翼があれば
心は何処へでも飛んでいける
電脳世界も助けてくれる
三千世界に揺蕩いながら

足は根を張り、この地に縛られていたとしても

6/26/2024, 10:17:12 AM

お題 君と最後に会った日

ひらひらと揺れる白い手のひら
記憶の奥底にかすむ君の顔
僕はいまでもこの場所にいるよ
この場所から動けずに
白い骨になっても
記憶だけはあざやかに
手のひらが揺れる白く、白く
ゆらゆらと
あの日からずっと
顔も思い出せない君を待っている
朽ち果てていく身体と共に



【君と最後に会った日】(二作目)


オープンワールドというには
あまりにも狭く小さな小さなフィールド
その世界はすでにかなりの過疎で
百人にも満たない数のアバターが遊んでいた
校庭、教室、屋上
ほかにどんな空間があったっけ
もうほとんど思い出せない

机に座っておしゃべり
校庭で意味ない鬼ごっこ
そこにいない誰かの噂話
毎日とにかく笑ってた
笑っている僕たちは、だけど知っていたんだ
この世界がもう長くはないことを

あの日、校庭に並んだアバターたち
細い棒のような白い手を振りながら
みんなでその時を待っていた
笑っているキャラクター
泣いているキャラクター
手を振る 手を振る
そしてその時がきた

僕はいまでもあの校庭にいるよ
そして君たちが来るのを待っている
また鬼ごっこをしよう
そしてくだらない話をして
あははと笑おう

6/25/2024, 10:25:02 AM

いつか散る花
その命がとても
儚いことを知っているから
その一瞬を愛おしむように
目に焼き付ける 
もうすぐ散る花は
いっそう鮮やかに匂いたつ

人の心も儚くて
泡沫にたゆたいいずれ消える
花の終わりを惜しむように
いつか消える命を
慈しむことができたなら
そんなことを思いつつも
今日も無機質な言葉の海に溺れていく


【繊細な花】


毎日このアプリに投稿される 
みんなの作品こそが
繊細な花のように思える
美しかったり、個性的だったり
枯れかけていたり
たくさんの花が咲いている
毎晩、人の数だけ咲いている
今日もたくさん花が咲く



6/24/2024, 10:09:18 AM

【一年後】

大切なのは今だから
出来るだけご機嫌に
毎日を心穏やかに
積み重ねていれば
きっと一年たっている
音楽さえあればいい
心踊る物語があればもっといい
知らないことを知っていく喜びを
出来るだけ最期まで続けていきたい

わたしの道がたとえ途中で
途切れていても
行けるところまででいい

代わり映えしない毎日こそが
幸せだったのだと
一年後またここに書きに来よう



心の奥底の本音の部分では
一年後まで生きていたくないという声がする
その声を無視して、明日も生きる


このお題は嫌いだ
何度リライトしても結局ネガティブに帰結する
原因はわかっている
私自身が目を背けていることを
ストレートに突き付けてくるからだ

今日も頭が痛い
毎日薬飲んでる
気圧のせい
寒暖差に身体がついていかない

書こうと思えばいくらでも書ける
嘘はつきたくない だから正直に書く
綴られていくのは唾棄すべきような駄文
クローズドな場所ではなく
こうして読んでくれる人のいる場所に書く
これを読んだあなたがどう感じるかなど
度外視して書く
自分の世界を壊されたくなくて
他人と距離をとるくせに
誰かにわたしを知って欲しい
もう、訳がわからないよ
これを読んで共感してくれる人が
一人でもいるのなら
少しは救われた気持ちになれるかな


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