わたしの言葉は凧
この果しなく続く大空へ
今、糸を切って舞い上がる
この言葉は誰に届くだろう
あなたへ
今日も読んでくれてありがとう
うれしいです
【風にのって】
流れ星 雷 満開のさくら
カメラのシャッターのおりる音
あの曲のシンバルのタイミング
ホームを通過する新幹線
競走馬 熱狂する人々
子供時代
楽しい時間
ときめいていたあのころ
私の命
あなたのいのち
【せつな】
わたしは此処に存在している
それがすべて
生きていることに意味なんてない
意味のない人生は哀れ?
ただ楽しく過ごせればそれでいい
美しい風景に感動し
大好きな音楽を聴きながら
お気に入りの文章をさがし続ける
ただ自分自身を満足させるためだけに
生き続ける
わたしはきっと
誰かのために生きることが不向きだから
これから先も独り
愛する孤独のなかで生きていく
誰かからみたら私の人生なんて意味がなく
私自身も自覚しているそれは徒花
Dear. わたしに似た誰かへ
大丈夫だよ
意味がなくても生きていてもいいよ
あなたは独りだけど一人じゃないから
愛を込めて
【生きる意味】
ひとは赤子のときには善もなく、悪もなく
育った環境や関わった人に植え付けられた種を育て
それがやがて大輪の毒の花を咲かせたとして
どこまでその人の責任と言えるのだろうか
善だとか悪だとかを突き詰めて考えると
人そのものの存在が悪なのだと
地球にとって
うつくしい星にとって
それを脅かす存在なのだから
ひとは純然たる悪だと思う
それでも生きているし
うつくしいものに接したときに悦び
未来をみてより良くしようとあがく姿は
善にもみえる
そういえば大戦下のドイツで
クラシックのコンサートで涙を流すナチス党員の姿をみてユダヤ人がびっくりしたって逸話があったっけ
芸術に心を揺さぶられる感性を持っていても平気で残酷になれる
本当に人間って度し難い
それでもわたしは人間だから
明日も生きる
少しでも善いひとになれるよう
きっとそのほうが後悔しないから
【善悪】
- 雑記 -
正義の名の元に行われる悪行が実は一番こわいかも
戦争は正義と正義のぶつかりあい。
だからゆずりらないし、終わらない。
ところで、どうして人間って悪に惹かれるのかな?
アルカポネやボニーアンドクライドにドン・ジュアン
欲のままに突き進み自滅するピカレスク小説の主人公たちがたまらなく魅力的で私は好き。
悪役のいない物語なんて炭酸の入っていないコーラみたい。
破滅的な生き方に憧れるのは
自分にはそうする勇気がないと知っているから。
誰かを傷つけると、それ以上に自分が傷つく
だから出来ないししない。
ただそれだけのこと。
自分は悪ではない。善だと言いきれるひとは凄いと思う。
でもそれってただ運が良かっただけだと思うんだ。
或いは嘘をついているか。
道徳教育で人間の善性を育ててはいるけれど
人間の悪性を産んでいるのはこの社会
もともと人はどちらにもなれる小さな種
子供には無限の可能性があると云うけれど
それは悪になる可能性もはらんでいるということ
もうずっと夜空を見上げることなんてなかったように思う
ふと思い立ちベランダにでて空をみる
タイミング良く流れる星なんてなく
願いをもて余したわたしはゆっくりと光り飛ぶ飛行機に願いをたくす
最後に見たのは流星群
その美しさと神秘に圧倒され願うことなどわすれてただ夜空に吸い込まれてた
あのころの純粋さ、無邪気さを
どこへ置いてきただろう
願わくば
もういちど、あのころの目で世界をみてみたい
明日からまた夜空を忘れる日々が始まる
【流れ星に願いを】