恋右府

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12/16/2022, 5:21:46 PM

 今年のクリスマスは貴方と一緒に過ごしたかったけど、どうやら無理そうね。だって今は私たち、赤の他人だもの…。
 クリスマスは自分の大切な人と過ごす日だから、貴方と過ごしたい。でも貴方にとって私は大切な人じゃ無いのよね。だからクリスマスは一人きり。聖なる夜じゃなくて静なる夜になっちゃうよ、貴方のせいでね。
 あー、風邪でも引いたら、優しい貴方は心配して会いにきてくれるかななんて事考えたり。馬鹿だよね…。でも理由は何でも良いからとにかく貴方に会って、2人でクリスマスを過ごしたいの。
 お願いサンタさん、私のこの儚い恋を叶えてください。
                     #風邪

12/15/2022, 4:17:45 PM

冬来なば
富士に降り積む
こともなく
如幻の高嶺に
雪は溶け散る

冬が来なければ、富士の山のように輝いている貴方に逢うことはなかったでしょう。
しかし貴方という高嶺は、今までの思い出や存在が全て幻だったかの様に私の前から消えてしまった。
叶うはずのないと分かっていながらも、ただ膨らむばかりの私の恋は、雪の様に儚く溶けてしまった。

冬がなければ貴方に恋をすることも、恋で悲しむこともなかったのに…。

10/1/2022, 3:22:46 PM

 貴殿(あなた)と御別れをしてから早や5年が経ちますね。今、どこで何をしていますか?きっと貴殿は私の喜びや悲しみを静かに見守ってくれていることでしょう。
 貴殿は人として在るべき姿を体現していました。誰にでも同じ様に寛容な姿勢を貫き、その心の大きさは誰もが憧れ、感心するものでした。自分の為ではなく、常に人の為に働く貴殿はいつも輝いて見えました。「来るもの拒まず、去るもの追わず」これも貴殿から教わった事です。
 しかし、そんな貴殿は旅を終えてしまった。最期に貴殿と対面した時の事を今でも鮮明に覚えています。朝日の日差しが部屋に差し込む中、貴殿は眼をはっきりと見開き私を見つめた。その眼の輝きとオーラに私は圧倒させられました。それはまさに貴殿の生き様を表したようでした。それと同時に私はその眼から何かを託された様に感じた。その眼から伝わる何かが私の胸に刺さった。しかし、未熟な私にはそれが何なのか分からなかった。貴殿は私に何を託されたのか…。
 私は今、大きな悲しみと苦しみのを抱えて生きています。恐らく貴殿が私を大きく成長させる為に、貴殿に一歩近づく為に与えてくれたのでしょう。しかし未熟な私にはこの悩みが未だ乗り越えられていません。もしかしたら貴殿が託した中に、何か大切なものが隠されているのでしょうか。それが分かればまた一歩成長できるのかもしれませんね…。
 貴殿はどの世界に行っても私に色んな大きなものを与えてくれます。それが私の人生を助けてくれています。やはり貴殿は偉大です。私も貴殿の様に強く生きたい。だから、これからも私の事を見守っていてください。
 今まで本当にありがとうございました。そして、これからも宜しくお願いします。
 

9/30/2022, 2:56:02 PM

 貴方と一緒に歩いたあの道、覚えてる?
 貴方と歩いたあの道はね、私がよく歩いている道なの。だからあの道を歩くたびに貴方を思い出して、頬を赤く染めていた。貴方がいた頃は…。
 でも今は違う。あの道は私の瞳を赤く染め、涙でいっぱいにさせる。あんなに楽しかった思い出の道が、貴方はもういないと言う残酷な現実を突きつける。
 その現実から逃れるために私、一度あの道を歩くのをやめたの。長年通った愛着のある道だったけど、貴方が隣にいないなんて現実を信じれない、信じたくないから。いつの間にか、楽しい道が悲しい道に変わっていた。あの道が私の孤独な心を苦しめていた。
 でもやっぱり、あの道をまた通ることにするよ。貴方との思い出が詰まった道だもの。そう簡単に忘れたくはないよ。現実を知る事は辛いけど、それから逃げてると貴方からも逃げているように思えてきたの。そんなのは絶対に嫌。だから、ちゃんと現実を受け止めて貴方との思い出と共に新たな一歩を踏み出す事にした。悲しみをぎゅっと胸に仕舞い込んで…。
 きっと明日も、私はあの道を一人で歩くだろう。貴方が隣にいない現実を突きつけて来る悲しみの道を…。
 あの道が、貴方の心へと繋がっていることを信じて。
#きっと明日も

9/29/2022, 3:17:40 PM

 貴方から連絡はもう来ない。そう分かってても時折LINEを開いてしまう。貴方からの連絡にドキドキできるように、来た時の喜びを倍増させるためにLINEの通知をオフにした。貴方との縁は切れているはずなのに…。
 朝起きて連絡を取り合って、昼間はひたすらに貴方のことを考え、夜にまた貴方と甘い言葉を交わす。それが私の習慣になっていた。貴方は私の生活の一部だった。
 だから、別れた今でもLINEを無意識に開いてしまうんだよね。習慣になったものはなかなか抜けないから。恋と同じで…。LINEを開いて初めて現実に戻る、この新たな習慣はいつ消えてくれるのかしら…。貴方のいない日常なんてもう、耐えられない。
 でもやっぱり貴方から連絡が来ないと分かっていても、これからもLINEは確認し続けることにするよ。いつ貴方の気が戻るかわからないからね。その日を私は待つことにする。それを新たな習慣にするよ。
 今の私のLINEは"静寂に包まれた部屋"のようだけど、この部屋に貴方を歓迎する準備はできてるからね。いつでも戻ってきて良いよ。
            
#静寂に包まれた部屋

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