太陽
眩しいくらいに輝く太陽を横目に、彼女をみる。
笑うと、キラキラしてて純粋だった。
その子は、学校の生命の誕生に関わる授業は神が体調不良にして欠席、その結果。
幼女のような純粋で無知な女の子が産まれてしまった。
だが、双子の妹と間違われて殺された。
妹は性根が腐った腹黒で、恨みなんてしよっちゅうかっていた。
姉とは真反対と否定され続けてきたが、姉だけが認めてくれた、心の支えだった。
そんな姉が居なくなると、つらかったのだろう、自ら命を絶ってしまった。
あの目は、もう明るいあの瞳には戻らない。
太陽のよう君は、もういない。
鐘の音
ずっと片思いをしている彼に、私は言う。
喜んで。
私はつきあってあげた、罰ゲームだと知っていたから。
哀れんでついやってしまった。
適当に理由付けて分かれよう。
そう思い続けて何年たっただろうか、私は今。
鐘の音と白のベールに身を包まれて、あのときの彼と永遠の誓いを誓う。
つまらないことでも
人殺す、つまらない。
君をみる、楽しい。
君をねたむ奴を殺す、楽しい!
楽しいことを私はやる。
だって、つまらないことでもさあなたのためにできるなら楽しいの。
あなたのためならば、死んでもいいから、愛してほしい。
目が覚めるまで
眠い目をこすりながら、会社に行く準備をする。
仕事が終わってもまだ眠い。
けど、深夜二時、部屋の壁にあいた穴をみる。
そこには、彼が寝ていた。
あのトップアイドルがこんなボロアパートにいるなんて思いもしなかった。
私は毎日彼をみている。
彼の目が開かない限り、私は彼を見続けられる。
この幸せを目が閉まるまでみつづける。
病室
静かな病室で、ベットに横たわりながら窓の外を眺める。
けど、私は体を蝕んでいる病にはあらがえないけど、夢の中ならば全てが叶えられる。
ある日のことだった、私が夢を見ていた時に現世が騒がしかった。
騒がしいとき、私の夢を、辛い現実を目の当たりにする。
ゆめのとき、母の顔を見たくなった。
そろそろさめようとしたとき、戻れなかった。
私の夢は意識不明の時にだけ見れた、そう、私は死んだ。
その事実を受け止められなかったが、あの時の医者の顔は悲しそうだったな。
私の病室はなにもない、誰もいない場所になった。