#My heart
私の心は、彼に盗まれてしまった。
私は、最高位につく貴族の令嬢に産まれた。
長女だったこともあり、私には、プレッシャーで押しつぶされそうな日々には、うんざいりしていた。
そう、彼がくるまでは。
最近、メイドたちがよく噂している話があった。
怪盗Rと言う、まぁ、ふざけている名前だ。
こいつは、貴族の財産を盗む怪盗だった。
ある日、館が騒がしかった、いろんな声が聞こえた。
だが、一番大きな声でメイドがいった。
怪盗Rが、私達の館にきたんだって とメイドがいった。
すると、メイド長が奥から足音、物音すらたてずに近づいてくる。
すると、メイド長はこういった、私、怪盗Rいたから蹴っ飛ばして追い出したのよね~ っと予想外なことをいってくるので、一人のメイドは、倒れてしまったのです。
私は、部屋にいると、何か物音がした。
何かを漁るような音が、私は、猫かとおもいのぞいてみると、バッチリ人間だったのである。
それも、怪盗R!けど、一番驚いたのは、噂で聞いた容姿だったからだ。
青い目、見た目は、高身長で顔は、無駄にイケメンでムカつく口調らしい。
本当に、噂どうりだった。
私は、その時動揺していたのでなぜか、話しかけてしまったのだ。
「あ、こんにちわ」っと言ってしまった。
彼は、まるで像のように固まった。
すると、彼も動揺していたので彼は、「あ、あぁこんにちわ?」
すると彼は、私にこういった。
「しゃーない、みられたもんは仕方ないな、まぁ、ちょうどいいか。」 といいながら近づいてくる彼。
私は、彼から何か打たれた、その直後に物凄い眠気におそわれた。
目が覚めると、手足を縛られた状態だった。
彼はいった、「俺、君のこと気に入ってたんだよね~ だから、君のことそれに、君をだしにしてお金、もらえるじゃん?」
私はまぁ、誘拐には慣れていた。
けど、彼はどこか違った、目の奥には何かが見えた。
それは、本物の愛といわんばかりに強い力だった。
彼の罪は数え切れない。
私は、彼に一目惚れした。
彼は、私に一目惚れした。
私は、彼と一緒に罪を背負うと決めたのだ。
さぁ、行きましょう。
地獄でも何でも、つきあってあげますよ。
そして、後日に彼女達の遺体が発見された。
その顔は、まるで幸せに溢れている顔だった。
#ないものねだり
権力がほしい、金がほしい。
そんなことを思いながら、朝の満員電車に乗車する。
汗臭い車両内。
上司からの、パワハラ。
毎日の恒例行事だ。
これがいやで嫌すぎて退社した人も少なくはなかった。
私は、平社員だ。
私には、今年で中一になる息子がいる。
旦那は、息子ができたと知ったとたんに逃げ出した。
ぞくにいう、母子家庭になってしまった。
女手一つで育ててきた息子は、母子家庭という事にコンプレックスがある。
昔、周りの子ども達にバカにされた。
それから、精神が弱い息子は、鬱になってしまいました。
精神病院に入院途中の息子の、入院代、生活費などの多大な出費で我が家は、消費者金融でお金を借りた。
だが、借りる場所を間違えてしまったようで法外な量の利息におそわれた。
あぁ、お金がほしい、命がほしい。
わたしは、息子を残して過労死してしまった。
けど、息子の事は空から見下ろしている。
いつまでも、愛しい息子。
ここには、まだこない息子。
あぁ、息子にあいたい。
息子は、ここにはない存在しない、そんなものを、私は求めてしまう。
#好きじゃないのに
あぁ、彼のことを考えてしまう。
嫌いなのに、頭から離れない。
どうしてだろう、私は彼の全てが嫌いだ。
なのに、なのにあぁ、もういやだもう。
嘘をつくたびに、心が痛む、この痛みには、もう慣れたけど今は違う気がした。
優しい彼を探した、けどもういない、彼をいくら求めても、もういない。
神は、残酷だった。
前は、好きなんて感情を持っていなかったなのに、大嫌いだったのに今は、彼を求めてしまうのだ。
何でよ、何でなのよ…
私は、飛んだ。
家の窓から飛び出して彼の元にいこうとしたけど、いけなかった。
私は、全治5ヶ月のけがを負った。
医者からは、精神状態が不安定かもしれないと告げられたら。
彼が耳元で囁くの、早くおいでこっちにおいで、うそつきだった私過去の私はもういない。
彼の言葉を想いながら彼の家に向かった。
おばさんは、驚いていた。
まあ、そうだよな、息子のことを毛嫌いしていた私が急にきたとなると驚くのも仕方ない。
そして、彼の家にはいると彼の声がした彼の部屋だった場所へ駆け込むと、彼がいた。
窓の外に、日を通したたずんでいた。
彼は、窓の外にいった。私は、彼を追いかけたけど、届かなかった。
けど、彼はいた、私の前に手招きしながら。
私の手を取り連れてった、雲を越え星となった私たちのあるべき場所に。
#ところにより雨
心の雨は、いつになってもやまない。
私の心の雨に傘を差してくれた君。
いつからだろうか、彼に心を渡したのはもう遠く前のことだった。
彼と過ごした余生は、とても満喫できた、けど私の雨に傘を渡した彼は、もういない。
彼がいなければ、私にはいきる理由をくれた彼がいなければいきる価値なんてないんだ。
けど、私には悔いがあった、彼をよそ見運転でひき殺したあの運転主のことを殺してやりたい。
わたしは、ナイフを持ちあの運転手を捜した。
あのトラックの会社は、しっかりと脳に焼き付いてる運転手の顔もね。
奴を見つけた、忘れもしないあの雨が降っていた日のことを、奴の顔は不安と絶望が混じったような顔だった。
あいつは、精神状態が不安定だったこともあり、無罪になったのだ。
なぜ、私の愛しい彼を殺したやつがなぜ無罪になのか、奴が憎くて仕方ないのだ。
そして私は、走ったそして奴の腹にナイフを振り下ろした、何度も何度も腹部に刺した。
ああ、なんとすばらしいのだろうか、奴の顔は絶望が滲み出ていた。
私は、奴を殺した、悔いはもうない。
そうして、私は彼の後を追った。