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11/19/2023, 1:45:05 PM

キャンドルって、蝋燭のことだよね?

ゆらゆらと揺れる火を、ボーッと眺めながら、ふと思った。
買い物に行って、軽率にオシャレさに惹かれて買ったアロマキャンドル。

お盆になると、田舎の祖父母の家の仏壇に置かれるソレとは、似ても似つかない。
「アロマ蝋燭」じゃ雰囲気でないしねぇ...「香り蝋燭」とかなら合いそう。

こんなことをグルグル考えてしまうわたしはきっと、オシャレな生活に向いてないのだろう。

11/4/2023, 12:28:20 PM

彼の後ろ姿は哀愁をそそると評判である。
物憂げな視線、少し落ちた肩、時おり聞こえるため息。


普段やかましく騒いでいる印象が多いせいか、黙っているだけで、注目される。
まぁ、いわゆるギャップ萌えだ。
ただ、黙って佇んでいるだけだというのに。

しかし、私は知っている。
彼との付き合いは、自慢じゃあないが長いのだ。

哀愁をそそるその姿の頭の中は、今日のご飯のことでいっぱいであるということを。

まぁ、そんなこと、わざわざ周りの人に教えてやる必要もないか。

そんなことを思いながら、私は「今晩はカレーライスにしよう」と、彼に連絡してやるのだった。

10/27/2023, 8:44:08 PM

紅茶の香りがする。
アッサム? アールグレイ? それともダージリン?
よく分からない。だってわたしはコーヒー派だもの。

そんなことを思いながら、私も飲んでみる。

(......うん、やっぱり葉っぱ感がすごい)

君が紅茶好きって言ってたから。
つい自分も、なんて言っちゃって。

無理しなきゃよかったかなぁ...。
でも、カップを傾ける君の姿は随分と絵になる。
見られて良かった。

そんなことを思いながら「おいしいね」なんて、言ってみせた。

10/26/2023, 1:10:38 PM

合い言葉とかけて、愛の言葉で「愛言葉」
ウマイこと言ったもんだと思う。

まぁそんな甘酸っぱいもの、わたしと君の間にはないのだけれど。

柄じゃないにも程がある。
そう言って笑い合うのも悪くないよね。

10/17/2023, 1:27:19 PM

「早く忘れなよ」なんて、簡単に言ってくれる。

励ましの言葉だと理解している。
けれど、そろそろ鬱陶しくなってきた。
なんとか元気付けようと、何とか捻り出された言葉にすら、苛立つ自分。
そんな自分にも腹が立つという負のループにハマっている。

忘れたくても、忘れられない。
この言葉に尽きるのだ、とりあえず。

まぁ、そもそも「忘れたい」と思ってんのかって話なんだけどさ。
「忘れたくても、忘れられない」なんて、忘れたくなった“としても”難しい、という仮定の話であって。

わたしは、本当に、忘れたいと思っているのだろうか。
まずはそこから、考えねばなるまい。

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