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9/18/2023, 12:37:45 PM

夜景は残業でできている。
美しい夜の景色を作っているのは、そんな時間まで仕事をしている労働者なのだ。

華の金曜日。午後8時。
システムトラブル、先方からの無茶な要求、予定があると定時退勤した後輩に、私に仕事を押し付けた上司。
あれやこれやが重なって、私は一人で夜景の欠片をつくっている。
節電の名目でほとんどの電気が消されているので、担っているのはほんの一部分だけれど。
それはそれで空しいなぁ...。

あぁ、やりたいことあったのに。
スーパーで好きなお惣菜買って晩酌して、久々に浴槽にお湯ためてさ。
たまには顔パックなんかして、今頃は昨日配信されたゲームをやっているはずだったのだ。

華金に浮かれた世の人々よ。
その一部分が私の恨み節であることを忘れてくれるなよ。

9/17/2023, 1:50:29 PM

自分はどちらかといえば冷めている性格で。
友人達からの評価も大きく離れてはいない。それなのに。


「後ろ姿の写真撮ってもらっていい?」
映えるやつ、と君は笑ってスマホを差し出す。
そんなこと気にする性格だったんだ、と返事しながら、僕はそれを受けとる。

花畑の前に立った君に、僕はカメラを君に合わせる。当然のことながら顔は見えない。

その一瞬。
あぁ、君の顔が見たいなんて。そんなこと。
僕はいつからこんなこと思うようになったのか。
自分の考えに自分で驚く。


いつの間にか僕のもとへ戻ってきた君が「美人に撮ってくれた?」と笑う。
「どうかな」なんて言って。
さっきの自分の頭の中の言葉は、絶対に言ってやらないと、勝手に決めた。

9/16/2023, 11:35:53 AM

「空が泣く」
多分、9割の人間が雨だというだろう。かくいう私もそうである。
この言葉から、もっといろいろな解釈ができる人を、きっと天才とかそんな言葉で呼ぶんじゃなかろうか。
まぁ、自分の想像の範囲の言葉は安心できるから、世の中全てが天才じゃなくて良かったと思う。

9/16/2023, 9:03:36 AM

「LINEが返ってくるまでの時間なんて、いちいち気にしない」
そんな発言をしたことを後悔した。いや、ついこの前までは、本当にそう思っていたんだけれど。

既読がついてから10分。
君からの返信がくるのを待っている。

9/14/2023, 12:11:41 PM

息を吸って、吐く。
特に何をするでもなく、ただ呼吸をする。

劇的な変化も、運命的な出会いも、悲劇的な瞬間も、何もないまま、とりあえず、淡々と。

人は、命が燃え尽きるまで、生きている。

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