暗い夜道をずっと独りで歩いていた。
前も後ろも右も左も分からなかった。
ずっと孤独で歩いていた時
暗い夜道でもはっきりと分かる
君の姿を見つけたんだ
君はキャンドルを持っていたから
こっちにおいでよ、と私に言う。
わけも分からずついていくと
いつの間にか光の射す方へ
いつの間にか明るい道へ
手遅れな私を救ってくれたんだ
私の光となってくれた君と
どうかいつまでも同じ道を歩みたい
春になったら春風が心地よいと感じる
夏になったら懐かしい思い出が蘇ってくる
秋になったら読書の秋、食事の秋、運動の秋、そして恋愛の秋、、自分が笑い合いながらつくったものだ
冬になったら、、、
君のことを思い出す
夜中にハッと目が覚めた
眠れそうにないので君のことを考えた
もう隣にはいない君
離れ離れになってしまった
私のこの世界で1番孤独で
そして1番哀れだ。
私の傍に居なくなったのはなぜ?
問いかけても答えるものはいない
そんなことわかっていたのに
自然と涙がでてくる
君がいなくなったのは私のせいだ
私のせいで君は 。
自業自得というものか
それとも因果応報か
私の隣にぽっかりと穴が空く
私は近いうちに君の所へいくだろう
そしてこう言うはずだ
「 」
「はなればなれ」
見慣れない道を歩いていると道端の隅に子猫がいた。
それはどことなく君に似ていて
どことなく懐かしさを感じて
まるで君の生まれ変わりのようだった。
今は生まれ変わりが流行っているな、と冗談らしく思った
そういえば
君の死んだ夏じゃないか
日付の感覚もまともに働いてなかったから日差しの強さで季節を感じた
同じ日かもしれない
スマホを急いで手に取る
えっと、、?
今日は
君の命日じゃないか
秋風 それは運命の日
秋風 それは奇跡の日
二人を照らす絆の日
秋風が吹く度思い出す
君との…