目覚めた朝、強炭酸水を一口飲む。窓に雨粒。まだ眠い。「春眠暁を覚えず」と独り言。一昨日、春一番が吹いたらしい。ここから三寒四温まっしぐら。今日は雨降り。春雨か。窓辺の猫は念入りな毛繕い。自律的な生き物と共に暮らすことは、自律なのか?他律なのか?と、思考を巡らせながら、キャットフードと水を与える。皿の音で猫が足元に擦り寄る。お互い様か。なら、良し。湯沸かしケトルに水を注ぐ。珈琲は決まってドリップ。珈琲豆のこだわりはとうに薄れた。そこそこでいい。それでもたまに「うまい!」と感じる時がある。不思議だ。その逆も然り。それがドリップの良さであり、バロメーター。私による私のための「本日のコーヒー」は気分しだい。コスパ良し。降水確率90%で巣ごもり確定。そういえば「春雨スープ」を買い置きしていたことを思い出す。猫が砂かく音がした。
#155「物憂げな空」
ちっとも怖くなんかない
いいかげんな言葉借り
さえぎられる
なじられる
いいかげんな言葉狩り
ののしられても
ちっとも怖くなんかない
#154「小さな命」
愛されていてください
私から
あなたに差し出せるものは
すべて愛しかありません
あなたからの見返りは
そもそも
求めていませんよ
どうか
どうか
愛され続けていてください
できれば
覚えていてくれると
この上なく幸せです
にゃ
真似をしてみました
似ていませんね
あなたとの日常は
すべて
愛しています
#153「Love You」
青い靴下を履き
日傘の影で
道を開く
虚栄だ
誇示だ
傲慢だ
所詮
熱砂に爆ぜた
礫
青い靴下を履き
踏むは荒野
嫋やに
強かに
媚びることなく
「元始」
青い靴下を履き
踏み均す
青天の下
血潮を燃やす
#152「太陽のような」
何にもなくて、よかった
誰もいなくて、よかった
どこにいても、よかった
何にもなくても
誰もいなくても
どこかにいても
足したり引いたり
いそがしい
何にもなくて、よかった
誰もいなくて、よかった
どこにいても、無事で
よかった
#151 「0からの」