毎日が誰かの誕生日なら
なんでもない日なんて祝えないね
おめでとうもう二度とは過ごせない時間
同じでないのなら幸せは積み重なるばかり
誰にだって一年一回素敵な日!
もう二度と
花の香りと共にやってくる
それは甘い囁き
暖かな眠り
死という存在
裏切らないもの
隣にいるもの
快楽こそ暗闇への第一歩
明日が必ず来るとは限らない。
花の香りと共に
名付けられたそれを飲み込んだ。
境界線も曖昧に融けて掴みきれず
ずっと探したままで歩いてる
あなたの骨の白いのは、あなたが名付けられたから。
肉付いた人生でさえ骨を彩れないのは
確固たるあなた自身があなたに埋もれているから。
あなたの涙の透明は、誰かに染まり切らないために。
ぜんぶ透き通ってしまえば遠くの色が見えるように
内側から溢れる透明でさえ世界を彩る一部でしょう。
透明で塗りたくったのなら何色に染まるか。
透明
きらきら落ちてくお星さま
みんなの願いを背負って燃えてゆく
はやる気持ちのまま走ってく
急かされるように消えてゆく
いつかずっと遠くに届く光の尾
でもあなたの願いは叶わない
死ぬために生まれたわけじゃなく
にどとはみれぬおんなじいろの
ゆれるひかりがなみだみたいね
くらいところまで、くずになるまで、
光あれと願うことがあなたの苦しみに変わる前に。
星
願いが1つ叶うならば
あなたの声で世界を聴いて
あなたの瞳で世界を知って
あなたの両の腕で眠りたい
忘れてくれとか愛してるなんて言葉で許さないで
ごめんねとかありがとうって突き離さないで
あなたと共にいない私を認めないでよ
言えなかったまま喉の奥に詰まってる
愛されずとも愛して芽吹いて咲いて
巡る命をまたあいせるだろうか
きっといつまでも変われないままでいるからさ
忘れられずにいることもなにもかも
ぜんぶ許さないでいてよ
願いが1つ叶うならば
ただあなたに会いたい
許さずにいてくれたら独りでないような気がして。
願いが1つ叶うならば