あなたがすき

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1/16/2025, 11:02:05 AM

溺れてゆく暗闇のさらに奥深く
あたたかさとまっくらだけが包んでる
溺れ続けたらきっと悲しいなんて思わない
水圧で動けないよ
涙も溶けていくばかりで
泡と共に浮かんで消えるこの海ぜんぶ透明な涙

雨が降るまでは泣けないからただそばにいてよ

透明な涙

1/15/2025, 10:31:59 AM

粘膜に焼き付いて消え去らない
頭蓋に染み付いて抜けきらない
鼻から吸ったら吐き出せない
多幸感が肺を満たしていく
呼ぶたびにクラクラ
見るたびにグラグラ
飲み干しても飲み干しても足らない
気がついたら縋ってしまうような
白昼夢みたいな
あなたのもとへ

それはまさしく毒

これを読んだ時に思い浮かべたものがあったのなら、きっとそれはあなたにとっての毒です。毒であり、薬。
あなたのもとへ

1/14/2025, 10:55:56 AM

そっと触れる硝子より儚いそれはなんだか生ぬるくて、気持ちの悪さに吐き気がする。脈打つ。波打つ。ぬらりとした粘液がわたしの手を伝って冷たい床に滴り落ちた。あたたかさが床に触れたことで蒸気でも発するのではないかと夢想する。未だそれは一定のリズムを奏でている。その脈拍で踊れたらどんなに心地良いだろう。純粋なあなただけで構成されたリズムに体を揺らしてみたかった。訳もなく。それは脈打っている。波打っている。一定のリズムで、徐々に、そっと、空気を振動させながら少しずつ冷たくなっていく。あなたと踊ってみたかった。あなたの音で。

さよならの音抜けを繰り返すここは悪夢

そっと

1/12/2025, 2:00:03 PM

忘れられたならそれでいいよ
無くしたものも思い出せないなら
初めから無いのと同じじゃないか
水の中じゃ上手く生きられない
こんなんじゃ涙すら滲んでゆく
忘れてしまいたいよ
踏み出す一歩がいたくて
声も枯れ果てて
本物にはなれないの
あなたとわたしになんの違いがあるだろう
皮を剥いだらきっとおんなじ
水を得る前に泡と消えてく魚と同じ
忘れたくないよ
何を差し出したっていいから
あの夢のつづきを生きてみたいの

反芻するその温もりが、瞬きが、何度でも焦がすから。


二度と手に入らないとわかっているなら誰もが大切にするはずなのに、漠然とただ日々を生きて、確証もないのに明日が来ると信じて止まない。おやすみの後のおはようを、またねの先を夢見ていたい。置いていきたくないなら、忘れたくないならきっと息をするべきでは無いんだろうけど。

あの夢のつづきを

1/9/2025, 1:24:26 PM

同じ煌めきから生まれたの
遠い空を駆ける宇宙の塵に
祈るだけじゃ物足りないわ
もしも生まれ変われるなら
また同じ宙から君に落ちる
流れ星より遠く星に願いを

零れ落ちた宇宙の子どもわたしたち金平糖みたいね


惑星がぶつかって生まれたいのちが私たちなら、私たちは皆同じ星の子どもといえるのではないでしょうか。醜く惰性的な消費ばかりで自己嫌悪していても、星のかけらだと思えばなんだか自分を好きになれそうなんです。
星のかけら

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