あなたがすき

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10/29/2024, 1:03:58 PM

カオス的軌道を描く羽搏きはあなたの涙
あるわけないじゃないそんな妄想なんて
時間だけがただ一つの正しいものだ
過ぎ行く全てを見送っているとまた過ぎ行く全てへ
涙で空を変えられるなら泣くと良い
美しいあなた、もう一つの物語などありはしないよ

落とした靴が硝子であったら違っただろうかなんて。


問いかけても何も語らない私を掘り返して、思想の雫を詩に溶かしてみると、存外考えもしなかった自分への答えを見つけます。色彩豊かなのか混濁なのか、捉え方はそれぞれです。蝶の羽搏きではあなたという名の私は救われない。

もう一つの物語

10/28/2024, 1:45:49 PM

列車の中から救い出して
なけなしの意地で転がるのはまだ生きてる証
失いたく無いのに変えなければならない何が迫っている
祈るべきか差し出すべきか
自分と神とどちらを選ぶか
辛うじてまだ死なないだけで
夢を見てるんじゃ無いか
人間である前に動物でいること
痛むこと
まだ生きてる証
少なくとも不幸ではなかった幸福を
列車から救い出して
自身さえ訝るような魂の行方を
掻き出そうと藻がいている胎内の衝動を
救い出して
灰は燃えない
暗がりの中で燻る灰を弔ってくれ
まだ生きてる証を燃やして
燃やして
どうか

ここが地獄じゃないのなら一体どこが地獄だっていうんだ


体の中で脳みその中で暴れ回っている衝動を上手く掻き出せずに、もどかしくて苦しむ時間を繰り越す日々はまるで止まることのない列車のような。この世界は悲観的な個人には生き辛くて、どうせ潰される思想ならせめて言葉に残して弔ってやろうと思っています。価値観なんかで塗り固めた皮を剥げば所詮動物でしかないのなら、何も残らなくとも燃え滓の生き様で走り抜けてみたいですね。

暗がりの中で

10/26/2024, 1:44:29 PM

愛言葉はあなたの名前

愛言葉

10/25/2024, 2:35:01 PM

あなたが
笑ったらつられて笑う
泣いていたら悲しくなる
怒ったら負けずに怒る
あなたの声が私の重力を軽くする
寂しい時には寄り添って
ただ相槌を打つだけで軽くなる
あなたがわたしを救うから
わたしもあなたを救いたい
そういうことだ
つまりは友達

あなたの名を呼ぶほど離れがたくなる関係に名前を付けて。


一緒に過ごすだけで心が軽くなる、たとえ人間ではなくてもそれは友達だと呼んでいます。私だけがそう思っていたとしてもずっとあなたに救われ続けている証として、その関係に一方的に友達と名付けるのです。

友達

10/24/2024, 1:29:39 PM

執着だけで息をする
味のないガムを噛み続けるような日々と
くだらなさが競争する街に頭痛がする
我慢ならなくなって不潔ばかりを嫌っている
明日の味を知るにはどう生きれば良いか
今日までを許すにはどうすれば良いのか
自分の吐いた唾も飲めないような口先ばかりで
どうにも動けなくなってしまったみたいだ
置いていかれる
心だけが前に進めないまま
置いていかれる
私が好きだった私に
ただ、置いて行かないでほしかっただけだ


自分自身のことがなんにもわからないなんて
そんなこと考えたことも無かったんだよなって。



私の心だけを置いて時間は進んでいってしまうので、もう何がなんだか分からないまま命を浪費している気がします。無能感に苛まれる前に新しい事で私を上塗りしていかないと空っぽになってしまいそうな位で、成し遂げるには短い人生の殆どを過去に縋り付いていないと上手く生きられない私を体は置いて行くのです。

行かないで

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