10/13/2024, 4:42:01 PM
社会の荒波にもまれて早数年。本音を隠し建前や嘘の仮面を被りながら生活をしている。最近少し肌寒さを感じる季節になり、またひとつ季節が巡ったのかと時の速さを痛感しながらふと茜の空を見た。
なんだか急に子供の時のように体裁もなく思いっきりなきたくなった。
10/9/2024, 2:06:50 PM
日曜日の昼から夕方にかけての何てことがない日に鼻腔をくすぐる好物の薫り。私が駆け寄るとにこにこと笑顔で話してくれた時間にココロガオドリ、きらきらしていた。今は記憶の中にしかないその幸せに気持ちを馳せながら私は
6/11/2024, 1:48:17 PM
目に刺さるネオンカラーの看板の脇をすり抜けて路地裏に入る。念のため後ろを振り返るが誰もいない。
顔を隠すようにフードを被り深呼吸し合言葉を紡ぐ。
「とおりゃんせ とおりゃんせ ここはどこのほそみちか」
「てんじんさまのほそみちじゃ」
どこからか聞こえた声とともにゆらりと視界が歪み、先ほどのネオンカラーの街並みが消え、提灯行灯が並ぶ。
「また来たのか?」
呆れたように話しかけてくるヤツを無視してぶらりと歩きだす。
転人(てんじん)したオレの故郷はここだ。あのネオンカラーの冷たい街じゃないと自分に言い聞かせながら行く宛もない道を歩くしかなかった。
6/10/2024, 2:50:58 PM
眠たくなる午後の授業。いまいち集中できない思考は勉学とは別の方向に飛んでいく。今できないやりたいことややらなければならないことがふわふわと泡のように浮かんでは消えていく。
あぁ、でも今一番やりたいことは昼寝かなと思い先生にバレないようあくびをした。