「夢見る少女のように」
印象に残っている小学生の頃読んだ読み切りの少女漫画
長身で地味な主人公の女の子は、ひょんな事から校内のミスコンに出ることになり、自分に似合う衣装とメイクで勝負して見事に優勝するという話だ
長身で地味な子どもだった私としては共感できる部分が多く、最後にはかわいく着飾り自信をつけた主人公はとてもキラキラとして見えた
その時に特に印象に残ったのがマーメイドドレスである
マーメイドドレスは長身だからこそ似合うドレスであると紹介され、主人公が身に纏っていた
そんなドレスがあるならぜひ着てみたいとずっと思っており、結婚式の時ついにそれを叶えた
それはそれは、しっくりとくる素晴らしいドレスであった
「約束だよ」
この日空いてるから君の家に遊びに行くよ!
と言っていた幼馴染がなかなか家に来ない
痺れを切らして電話をかけると「おっ、どした〜?」と呑気な声。今日遊ぼうって言ってましたよね?と言ったら、10日後だと勘違いしていて今日は歯医者の予約を入れてしまったと仰る
どうしようもないので10日後に遊ぶ約束を取り付け直した。10日後どんなツラして何のお菓子を持ってくるのかがとても楽しみである
「渡り鳥」
子どもの頃、「カラスの巣はカラっす」を真に受けて
カラスは巣には帰らない生き物なのだと思っていた頃がある
せっかく作ったんだから帰るに決まっているだろう
「歌」
「おだいりさーまとおひなさまー。ふーたりならんですまふがおー」
子どもの調子ハズレの歌が聞こえる
幼稚園で教えてもらったのであろう歌は少々歌詞を間違えて覚えているようだ。よくある事だ
「違う違う。すまふがおじゃないよ。スガシカオだよ」
また父はいらん事を教えている
しかし子どもはマイペースに今日も「すまふがお」である
「昨日と違う私」
10かいだてのおひめさまのおしろ
10かいだてのまほうつかいのおしろ
という絵本がある
同じシリーズであるこの2作は
女の子が憧れのお姫様(魔法使い)に近づくためにお城の各階でレッスンをこなし、理想の自分(10階)を目指す。最後は10階で皆に祝福され、夢から目が覚める
所謂夢オチではあるが、女の子の中には学んだ事がずっと活きているという素敵なラストである
この絵本の面白いところは衣装やアクセサリー等が自分で選べるところだ
絵本を読む子どもたちが目をキラキラとさせて「私はコレにする!お母さんはこれね!」とコーディネートを楽しんでいる。合間にはマナーに関する階があり、服を選んでご機嫌な子ども達にどさくさに紛れて心構えや挨拶などのマナーを教える事もできる
きっと知っていると知らないとでは何かが違うはず。とめちゃモテ委員長を読んで育った結果、足を揃えてしゃがんで落とした物を拾うおばちゃんは思うのだ
是非うちの子達にはたくさん読んで欲しい