「星のかけら」
砂糖の代わりに金平糖をコーヒーにぽちゃんと落として飲んでみたい
最近は金平糖を買う機会がなかなかないので、いつか手に入れば
最近だと、コーヒーに生クリームを乗せた上にアラザンを少しかけてみた。銀がキラキラとして少しずつ溶ける様は目に楽しい
溶けきらないアラザンが口の中につぶつぶと飛び込んでくるのが、少し好き嫌いが分かれそうな部分である
たまにはこういう変わり種も良い
しかしクリスマス用に3種チョコスプレーを買ったらアラザンだけ子ども受けが悪く、まだまだ残っている。コーヒーだけで消費できるだろうか…
「Ring Ring…」
電話の着信音が聞こえる
スマホを見るが通知はない
テレビを見ると電話に出る芸能人が
着信音が同じだと紛らわしい
「追い風」
就活生のとき、多くの課題をこなしながらの就活で月に一社が限界であった
半年間、毎月のように来る御祈りメールと迫る卒業制作の締切で少し病んでいたが、学校の就職サポートセンターには足しげく通っていた。なんとなく行くだけで就活やってます感が出るし、話を聞いてもらえるのが支えになっていたのだ
「この仕事あなたに向いてそう」
そう言って相談員の方が出してくれた求人。いつも求人は自分で探していたし、突然のオススメで驚いた。条件もとても良い
周囲からの勧めもあり受けてみたらすんなりと受かった。拍子抜けしたが、やっと就活が終わったとほっとして体調をくずし少し寝込んだ
今思えばだいぶ好条件の求人だった。私に向いてもいた。それを私に優先してくれた
あの半年は相談員の方に私を知ってもらうための半年だったのかもしれない
「幸せとは」
小学生の頃、フルーツバスケットを友達に借りて読んだ
少女漫画のラストはヒロインとヒーローが結ばれてキスして終わると無意識に思っていた少女漫画読者デビューしたての当時。フルーツバスケットの最終回は私にとって衝撃だった
ヒロインとヒーローは無事に結ばれ、孫ができるくらいに年齢を重ね、ラストは年老いた2人が仲良く手を繋ぎ散歩をしているシーンで締められる
キスをしないのも主人公が突然歳をとるのも衝撃的だったが、最後に残った感情は「いいなあ…」だった
物語が終わっても2人には色々な幸せと困難があったのだろうが、2人で共に乗り越えて、晩年も仲良く手を繋ぎ共に歩んでいる。そんなパートナーと一緒になれて2人は幸せ者だ
私もこんな風に歳をとりたいと、今でも憧れている
「日の出」
だんだんと日が短くなり、暗さと寒さで布団から出るのが億劫になり早数ヶ月
半年以上続いていた健康的な生活はなりを潜め、年末年始で完全に崩れた
もうすぐ学校が始まる