5/25/2024, 10:36:41 PM
今、この国では雨の強弱はあっても雨のやまない日はない。遠い遠い国にはお日様がちゃんと出るらしい。
この国にかけられた魔王の呪いだという話だ。それで100年雨の毎日。本当なのか?何故魔王は呪いをかけた?どれだけの人が苦しんでると思ってる?
流行り病で私の両親も死んでいった。1度も太陽の日差しを浴びることなく。
哀しみは怒りに変わるものだ。
雨のせいで、雨が止んでいたら。何か違ったかもしれない。
魔王だか何だか知らないが、差し違えても倒すしかない。それで雨が止むなら。
非力な私でもせめて魔王に傷だけでもつけなければ、そして悲しみを奴にぶつけなければ気が済まない。
魔王は怖いけど誰もやってくれないなら自分がやるしかないんだ。
私はそう決意した。
お題「降り止まない雨」
5/25/2024, 3:43:42 AM
良くも悪くもあの頃の私を経て今がある。
ならば何も言うまい。
お題「あの頃の私へ」
5/24/2024, 4:48:44 AM
現実生活の労働からはどうにも逃れられない。ここから逃れたら最後、生きていくことができなくなるのだから。もちろんここで書き続けることすらも。
あぁ、宝くじでも当たらないだろうか。
お題「逃れられない」
5/23/2024, 4:00:28 AM
明日が今日と同じ顔をして必ずやってくると信じて疑わない人のみが、言うことを許される言葉だから、言う人も言われる人も幸せね、きっと。
お題「また明日」
5/22/2024, 1:06:05 AM
満々とたたえられた学校のプールの水の底。
メンテナンスの時に塗り直された黄色いラインが鮮やかに一直線に伸びる。
君に向けてのスタート台に立つ僕は、横に並ぶライバルの誰よりも早く泳げたら、君に告げられるだろうか。
僕の想いのすべてをただ一直線に。
お題「透明」