ナナシナムメイ

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1/20/2025, 10:00:23 AM

〈お題:ただひとりの君へ〉

おはよう。こんにちは。こんばんは。
お元気ですか?もしかして体調不良ですか?
心の具合は如何ですか?

私は元気です。なぜなら、最後まで読んでくれる君がいてくれるから。

アナタはここまで私の文章を読み進めてくれている稀有な人だ。ありがとう。とても嬉しいよ。

だから此処から先は…君がもっと特別でスペシャルな人になってほしい。

私ことナナシナムメイから一個だけお願いがあります。以下の「」の中のセリフを読み上げてみてください。

「今日はありがとう」
(こちらこそ声を出してくれてありがとう!)

「今日もありがとう」
(声を上げてくれたアナタにこそ、私が言いたい!今日もありがとう!)

「ふっ…元気ですよ」
(もっともっと感情こめて!…え、充分感情がこもってる?ふっ…棒読み気味だったような…)

「ナナシナムメイさん、私はやり遂げました」
(なんと素晴らしい…。アナタの声を聞けない事が私の悩みです笑)

アナタは私にとって、今この瞬間…とても特別な人になりました。

そうです。
アナタは此処に辿り着いたばかりか、一つのお願い…スペシャルなミッションを完遂した特別な人です。誰がなんと言おうとこの瞬間だけは絶対に私の特別な人です。

「ただひとりの君へ。愛を込めて」

1/17/2025, 2:58:42 PM

〈お題:風のいたずら〉

眠いのは、誰?
そよかぜに撫でられる。窓からゆったりと。
今日もよろしくお願いします。
永い瞬きを終えて風の行く末に目を向ける。
風は未完の原稿用紙を散らして歩く。
終わってないことを咎めているようだ。
風が部屋を物色するのを僕?私…は深呼吸で受け入れる。どうぞ散らしてください…と。

部屋の常連さん。少しお転婆な常連さんだ。
私に?僕に冷たいけれど、来てくれると空気が変わる。文字通り。年中その日の熱を帯びてくる。外の荒波をも超えて、僕?私に逢いにくる。

流石に今日はお終いだ。
ぶるんっと震えた身を乗り出して窓を閉める。
ばざぁー。
別れの瀬戸際、積まれた原稿が地に落ちた。

1/16/2025, 10:45:53 AM

〈お題:透明な涙〉

泣き腫らした目がすっかり面影を失って、いつもの調子で彼を見つめる。

彼の涙は私には見えない。
人前で泣いた事もない。いつだって笑顔を振りまいている。

私には彼の心の内はわからない。
彼を想って泣いてみれど、彼はいつだって戯けて見せる。

ピエロの涙はとても赤い。
イジメを笑って受け入れる。そんな彼の"本当の姿"を幻視する。赤い髪がとても似合うもの。

ファンシーな気分。
彼は本当は、もっと素敵な人に違いないもの。

そんなことを想って夜風を浴びる。
彼の見えない涙の数が静かな夜空に流れて消える。

1/14/2025, 5:51:51 PM

〈お題:そっと〉


駅のホームで目が覚める。

君が泣いた背中にそっと手を掛ける。
泣き叫ぶ君が僕を拒絶する度に、戸惑いは広がっていく。何故泣く?

君の怒りは何処から湧いたのか。
そっとしておいたら消え入りそうだ。
泣き止むその時までそばにいられたら良かったのかな。

君の笑顔だから。僕には少し荷が重い。
君は感情的だから、泣き顔も見慣れてしまったよ。悲しくて泣いているのかな?悔しくて泣いているのかな。必死に誤魔化す君の情けなさが僕にはどうも良く映る。

そっと押し出した背中の感触が今に残る。

1/14/2025, 10:27:53 AM

〈お題:まだ見ぬ景色〉

目を瞑ると、闇が広がる。
しばらくして感情が脈動し、徐々に闇がこれまでの景色に変わる。
一日の出来事や、記憶に残ったこれまでのこと。見覚えのある光景が折り重なって、目に見える全てが懐かしくなる。
闇を祓った先の絶景が激情に駆られた感情を宥めてくれる。なったらいいな。

この先の人生、まだ見ぬ景色に心が躍るそんな人になりたい。

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