2024/11/23
落ちていく
夫婦というものは、まるでハリネズミみたいだと思う。
ハリネズミのジレンマというものがある。
ハリネズミは相手に近づけば近づくほど、相手の針が体に刺さるので
冬の寒い時期など暖かく過ごしたい時も
身を寄せあって温まり合うことが出来ないというものだ。
私は人間の夫婦もハリネズミのジレンマに似通った性質があると思う。
全ての夫婦に共通するとは思っていないが、
少なくとも、趣味や考え方が違う二人が夫婦になると
相手に寄り添ったり合わせようとしても、どうしても自分の考えが先に出てしまい
相手に近づくほど自分が苦しくなってしまうのでは無いかと子供ながらに考える。
まあ、一つの憶測や妄想でしかないけれど。
(イメージソング:ヘッジホッグ/Noz.さん)
2024/11/23
夫婦
目が覚める。
時計を見るとまだ3時。
確か今日は急ぎの用なんてなかったはず、
なんて思いながらもう私は夢に浸る準備をしていた。
変な時間に起きたなと眠り落ちる前にふと考える。
自分で言うのもなんだが、私は寝つきが悪い方ではない。
むしろ一回眠りに落ちると朝までぐっすり寝れるほうだ。
…ああ、例外があった。
そういえば、私がこうやって変な時間に目覚めてしまった日は
必ず身の回りの誰かに不幸が起きるんだった。
最初はこの現象を超能力が手に入ったと喜んだり、
あまりにも現実離れで、不気味だったので気味悪がっていたりしたが、
今はもう諦めのような思いを持つようになった。
だって、誰にいつ、どんな災いが起こるかまでかはわからない。
最愛の彼かもしれないし、高校の同窓会で会ったきりのあの子かもしれない。
不幸が起こる時も、まだ冷える早朝かもしれないし、
パンザマストと子供のはしゃぎ声が聴こえる夕暮れかもしれない。
私に、こんな能力を付けて神様は私に何を期待しているのだろう。
見てるんだったらさ、教えてよ。
私は、どうしたらいいのさ、
2024/11/22
どうすればいいの?