目が覚める。
時計を見るとまだ3時。
確か今日は急ぎの用なんてなかったはず、
なんて思いながらもう私は夢に浸る準備をしていた。
変な時間に起きたなと眠り落ちる前にふと考える。
自分で言うのもなんだが、私は寝つきが悪い方ではない。
むしろ一回眠りに落ちると朝までぐっすり寝れるほうだ。
…ああ、例外があった。
そういえば、私がこうやって変な時間に目覚めてしまった日は
必ず身の回りの誰かに不幸が起きるんだった。
最初はこの現象を超能力が手に入ったと喜んだり、
あまりにも現実離れで、不気味だったので気味悪がっていたりしたが、
今はもう諦めのような思いを持つようになった。
だって、誰にいつ、どんな災いが起こるかまでかはわからない。
最愛の彼かもしれないし、高校の同窓会で会ったきりのあの子かもしれない。
不幸が起こる時も、まだ冷える早朝かもしれないし、
パンザマストと子供のはしゃぎ声が聴こえる夕暮れかもしれない。
私に、こんな能力を付けて神様は私に何を期待しているのだろう。
見てるんだったらさ、教えてよ。
私は、どうしたらいいのさ、
2024/11/22
どうすればいいの?
11/22/2024, 8:47:15 AM