誰もがみんな
僕は君に愛されたいだなんて思っていない。
君の周りの人は君を好きでいたようだけど、
それが全人類にも適用されると思わないでほしい。
君にあげた造花だって花屋が見つからなくて
百均で買ったものだ。
君はそれに気づきもしなかったけど。
捨てられないな、とかほざいてるんだろうか。
ああ、イライラする
新しい彼女は束縛が激しくないといいな。
(過去の投稿から「花束」がテーマの文章を読むことを推薦します)
花束
生花だとすぐ枯れちゃうから、と造花の花束をくれた。
君がいなくなった今これはどうすればいいのかな
さすがに捨てるのは薄情かな
あーあこんなんじゃ一生忘れらんないじゃん
スマイル
ねえ笑っててば!
せっかく綺麗にしてもらったんだから
泣いてちゃ見えないでしょ!
...まあ仕方ないか
私の葬式なんだから
でも笑って見送ってほしいな
最後のお願いなんだよ?
本当に!
一生のお願いだから!
どこにも書けないこと
生きていたくないという気持ち
時計の針
夜の帳が落ちきり、街のあかりと星が光る。
時計の音だけが頭に響く。
どうやら今日は寝れない日のようだ。
あなたに届けたかった手紙があることを思い出したが、
確かあれはくしゃくしゃにしてしまった。
もう一度書こうと、あなたがくれた万年筆を手に取った。
時計の短針が1周する前に、書き終われるように。
(読み終わったら、過去の投稿から「あなたに届けたい」がテーマの文章を読むことを推奨します)