枝守

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時計の針


夜の帳が落ちきり、街のあかりと星が光る。
時計の音だけが頭に響く。
どうやら今日は寝れない日のようだ。


あなたに届けたかった手紙があることを思い出したが、
確かあれはくしゃくしゃにしてしまった。
もう一度書こうと、あなたがくれた万年筆を手に取った。


時計の短針が1周する前に、書き終われるように。











(読み終わったら、過去の投稿から「あなたに届けたい」がテーマの文章を読むことを推奨します)

2/6/2024, 10:28:10 AM