普段から太陽みたいに明るくて、いつもメンバーやファンに優しい。いざステージに立つと歌が上手くてダンスも見入ってしまう位カッコ良い。
何もかも完壁かと思えば決してそうではなく、漢字が読めなかったり言葉を言い間違えたり、容姿も完全に整っているわけじゃない。でも、必死なところ、みんなを笑わせられるところ、変わらない笑顔が愛おしい。
完壁じゃないところまで完壁。それがわたしの推し。
香りは過去の人の記憶を呼び起こす。
香水の香り、柔軟剤の香りもそう。
良い思い出だけならよかったけど
思い出したくない記憶もある。
それもあってか
香りの強い人はちょっと苦手だ。
去年『解決策とかなくていいので 聞いてもらっていいですか?』という番組を観た。仕事の悩み、家庭の悩み、恋の悩みなどの話を、俳優さんが否定せず頷いてただただ聞いてくれる様子を映している。わたしはどちらかというとアドバイスが欲しいと思ってしまうけれど、ただ聞いてほしいと思う人もいるんだな。どの俳優さんも聞くことに徹する表情が素敵で、こちらは目の保養とばかりに見ることに徹してしまいましたとさ。
6月の暑い日の夜。君は突然わたしの部屋にやってきた。それも玄関ではなく窓から。夜になって部屋の明かりを点けたら、開けたままの窓から音も立てずに入ってきたのだ。失礼な訪問をした挙句、いきなりわたしの足を刺すとはご挨拶だね。おかげで病院に行く羽目になったよ。
ところで君は何て名前だったのかな。先生はわたしの赤く腫れた足を見て「蚊ではない。良くない虫に刺されたね」って言っていたけど。明るくして部屋に招いたわたしも悪いね。気を付けるね。
人は恋をするとどうなるか。それは『恋は雨上がりのように』を読めば分かると思う。感情表現が少ないクールな女子高生が、バイト先の歳の離れた冴えないファミレス店長に密かに想いを寄せる恋愛漫画だが、初めて読んだ時少しホッとした。わたしの密かな恋心も、この女子高生とおんなじだなって思えるところがたくさんあったから。わたしはあの人に本気で恋をしている。そう確信が持てた。
雨の日の2人のシーン、純粋な気持ちや切なさが滲み出る台詞が印象的。もう一度読み返したい漫画だ。