砕けた思い出の欠片をたどった。
一緒に二人で行った場所、時間、記憶。
夕方に二人で一緒に歩いたり、遊んだり、ご飯を食べたりした、そんな日常。
…
壊れた欠片をいくら拾い集めても、もう二度と、もとには戻らない。
あの頃みたいにキラキラと夢中な輝きを放ってはくれない。
そんなことは分かってる。
つなぎ目を合わせたって、このヒビは治らないままなんだって。
それでも、私は辿ることをやめられない。
欠片でも、動かない がらくたでも、いつまでも私の中に残ってほしい。それに浸らせてほしい。
草を踏みしめて、空を見上げた。
あの頃、嘘みたいに澄んでいたあの星空が、今日は遠くで滲んで見えた。
こんなに綺麗な静寂に気づかせないでよ
登りすぎないように、沈みすぎないように、風は吹く。僕を地上から遠ざけないように。
底がみえそうな時に吹く追い風は嫌いだ。生きることを強制されているようで。
そのくせ、登り続けて頂上が見えそうになったら今度は落としてくるんだろ。
僕の運命は風まかせだ。だから今日も生かされいる。
日の出
夜と朝の境目に
空の上を転がって
星々を消し去る悠久の光
今年の抱負
自分の気持ちを一言言えるようになりたい。
「おはよう」とか
「ごめんなさい」とか
「ありがとう」とか
「疲れた」とか
「やりたくない」とか
「何か手伝えることはある?」とか
多くの人には簡単なことかもしれないけど、自分はいつも、これを言うのに大きな勇気がいる。
ただ、気楽に話せるようになりたいというわけではない。
迷いは私の心の葛藤であり、性格であり、大切な感情だと思うから。
私は、迷いをなくしたいのではなくて、答えが出てるのにそれが言えないという状況をなくしたい。
今年はあえて年越しの瞬間を見ずに寝てみました。
朝起きたら、
世界は何も変わっていないはずなのに、
まるでカーテンを開けると一面が雪景色に染まっているような、そんな幻想的な気分を味わえました。