約束だよ、そう言ってあなたとわたしは、
二人だけ、また、と思ったでしょうけど、
しょうがないじゃない、二人きりで過ごせる、
特別な機会なのだから、二人だけの空間、
二人だけの歪な関係、二人だけの禁断の関係、
それは、知られてはいけないのだから、
また、二人きりの小話と鼻歌交じりの声で、
ベットで怠慢していたいな。
"こんな世界も良いもんだね、ずーっと一緒だよ"
それこそが、この世界を守り切る唯一の方法、
それだけは、まだ言えない。
傘の中の秘密、それは、二人きりの空間である。
また、甘い甘い匂いが充満する。
誰にも見せられない、この二人だけの世界へ。
"帰ろう。二人だけの世界へ。"
二人だけの雨は、まだ続く。
雨上がり、それは、虹がとても綺麗な日だった。
けど、やっぱり何かが足りないな。
あ、そう、か。
"色の着いた雨が足りないんだ!"
そして、その日の雨は色が着きましたとさ。
勝ち負けなんて、要らないからさ、もう一度、
ボクと友達でいて欲しい、いや、本当は恋人が、
良いんだけどさ、ボクって、クズでノンケだし、
希望がないと生きていけなんだけどさ、それを、
吹き飛ばすかのように、キミってさ、明るくて、
ミンナの中心で、そして、モテモテだから…。
"ちょっとじゃなくて、嫉妬されてる事くらい、
分かって欲しいんだけど、予備学科クン?"
それを言っても首をかしげているから、
まだ、その気持ちに気付くのは先だけど…。
ンンンッッ…早くボクのモノになって、
その声をボクだけが知る妖艶な声を聞きたいな。
元ネタ
狛日(スーパーダンガンロンパ2)
まだ続く物語、それは、永久に引き継ぎがないと
大変な事になってしまうからこそ、私達、いや、
審判者と裁判者、そして、神々と人外の抗争を、
止める為に来た、仲裁者がそれをまた続けて、
'あの日'を繰り返してはいけないから、また、
犠牲者達に愛を囁き続けて、トロトロに溶かして
何も、かも、忘れてしまって、辛い現実を見させ
苦しませる方が嫌なのですから、本当は、本当は
"こんな事したくないのに、運命なんて嫌いだ。"
それは、後悔と悔いしか残らなかった仲裁者、
運命という歯車に狂わされた一人の戯言である。