空に溶ける、そう、あなたは、言ったよね。
わたしはそれを、冗談だと流したけども、
今となっては後悔しか残りませんでした。
でも、あなたの笑顔と色だけは今日も残っている
"あなたの夕焼け色は澄んでいて綺麗だ。"
この思いが天へ届くことが唯一の楽しみである
どうしても…、俺には認めたくなかった事実が、
一つだけあったのだ、ほら、それを知っている、
目の前で見ているあなたこそが、俺は認めない、
いや、認めたくなかった事実なのだから、
俺はキャラクターの一人でただのモブ以下の存在
それが嫌で、
"俺は、この物語から、飛び出したかったのにな"
それがもう、叶わないのはこのラストで分かる。
最終的にこの人物が、亡くなったのは事実である
まって、そう、言ったのにあなたは、前へ進んだ
私には、やることがあるから、行けないのにも、
関わらず、世界のためにも、みんなのためにも、
あなたは、自分自身を犠牲者にしてしまう、それ
それが!嫌なんですよ!なんで!あなたが!
"それをしてしまうの?協力したいのに!"
それを、知らされたのは、失くなった後だった。
ラストの言葉が、怖かった。
'犠牲者だけは俺だけで良い、何故なら、
人柱なのだから。みんなのための。'
んだから、何も言えないんだね。もう、何も。
まだ知らない世界、それは、可能性が沢山秘めて
沢山の絶望と沢山の希望も夢も楽しみもあるかも
と想像を膨らませる程に期待しか残らないのは、
一体なんだったのだろうかと、思いたいのだが、
実際はウキウキ浮き足立つように、していたから
余裕も油断もへったくりもない時間があったが、
本当は、毎日同じように、楽しみを持ちたい。
今日も知らない世界へ飛び込んで、色んな用語を
学んでは、実践が出来るならして、出来ないなら
妄想を膨らませてそれで満足させて、つまらない
その言葉を殺すようにして、いかないと………、
また、また、あんな悲劇を起こさないように。
"あんなにも地獄の日々を過ごしたくないから。"
それであるからこそ、今日も新たなる探求心を、
自ら奮い起こさせて、分からないことを埋める、
知識欲と強欲だけを埋め合わせる日々を過ごす。
手放す勇気、それは、一つの終わりを、いや、
終止符を打つだけに、ある、とある一つの気持ち
そして、新たなる羽ばたきの時とも言える可能性
自分の犯した罪を懺悔する時とも言えるかもね。
それでも、あなたは、私を解放してくれた。
漸く、ここから、出られるけど、遅かったね。
"元々、そんな勇気なかったのに、
タヒんでから解放するなんて、あんたの頭の中は
気でも狂ったのかしら?それとも…"
それは、妄言と被害妄想から出る言葉にしか、
感じられなかった、けど、もういいんだ、
だから、この、この…、呪いを解いてくれよ。