脳裏には、あの言葉が染み付いている。
"お前のせいで!!"
あの人を楽にしてあげた。
だから、許してね。
私が悪い訳ではないのだから、
カメムシに転生させた神々が悪いのだから。
もう、終わらせてよ、油地獄から。
※ノンフィクション
家にカメムシが入ってきたのでビニール袋に
油入れて終わらせました。
虫の駆除担当なので勘弁して欲しいですね…。
うん…。
意味がないこと、そんなことないよなんて、
あるわけねぇだろうに?
可哀想?
なんでさぁ、同調圧力?
幸せ?
知らんだろ。
可憐な花には毒がある。
知ってる?
意味があるから、言ってる、
"一部しか意味はないんだよ?"
言葉の魔法は限られていることぐらい
分かれよな。
あなたとわたし、何が違うのよ?
大して変わらないのに、優遇されるのは何で?
醜いから?可愛い娘だけに群がってさ、
私が男の娘だからかしら?
もう、羨ましい…。
成りきれば良いのかな?
"ニュースです。◯◯市の◯◯川にて変タヒ体が
発見されてしまいました。"
じゃあ、俺の前にいる人誰だ?
もう、何も分からない。
分かりたくない。
空を飛んでしまったよ。
終わり。
柔らかい雨、私にはくすぐったい程に嫌なのだ。
強く痛い雨の方がなんてこともないのだから。
こんな私でも、こんな見た目であっても、
受け入れて認めてくれる人。
それが、
"アナタのためだから。"
さぁ、此方の世界へようこそ。
楽しみのデザートだね。
終わり。
一筋の光、それは私にとっての救いである。
はずだったのに。
なんで、なんで、貴方は。
初めて会えたのに、魔女狩りなんかに捕まって
火炙りの刑に処されるのでしょうか?
いつまでも、後悔を私に植え付けますか?
いいえ、それは出来ません。
私は貴方を救う、悪魔なのだから。
"さぁ、降伏をしなさい、下民ども。"
貴方との暮らしだけは私の支えなのだから。
お願い、側に居てよ。
続く……?