あなたとわたし、何が違うのよ?
大して変わらないのに、優遇されるのは何で?
醜いから?可愛い娘だけに群がってさ、
私が男の娘だからかしら?
もう、羨ましい…。
成りきれば良いのかな?
"ニュースです。◯◯市の◯◯川にて変タヒ体が
発見されてしまいました。"
じゃあ、俺の前にいる人誰だ?
もう、何も分からない。
分かりたくない。
空を飛んでしまったよ。
終わり。
柔らかい雨、私にはくすぐったい程に嫌なのだ。
強く痛い雨の方がなんてこともないのだから。
こんな私でも、こんな見た目であっても、
受け入れて認めてくれる人。
それが、
"アナタのためだから。"
さぁ、此方の世界へようこそ。
楽しみのデザートだね。
終わり。
一筋の光、それは私にとっての救いである。
はずだったのに。
なんで、なんで、貴方は。
初めて会えたのに、魔女狩りなんかに捕まって
火炙りの刑に処されるのでしょうか?
いつまでも、後悔を私に植え付けますか?
いいえ、それは出来ません。
私は貴方を救う、悪魔なのだから。
"さぁ、降伏をしなさい、下民ども。"
貴方との暮らしだけは私の支えなのだから。
お願い、側に居てよ。
続く……?
哀愁を誘う、その背中に見惚れてしまう…。
彼は、強い上に頭の回転がキレている。
見た目での偏見が強いが、中々に逸材ではある。
軍の中でも、随一の透き通る声をしている。
幹部の中でも聞き惚れてしまう、程なのだ。
だが、彼は変わった。
姿は変わり、髪の色も二色になった。
そして、俺達も変わった。
それもそのはず、上司のせいでだ。
"あんな事をしなければ…。"
後悔はいつまでも、引き続けても、無理だ。
突き進む道を自分達で作り出して行かなければ。
市民が待っているのだから、前へ進もう……!!
鏡の中の自分、それは、反転した世界に居たのだ
私は、裕福で毎日を幸せに暮らしている。
あっちでは、貧乏で身売りをして暮らしている。
どうしてこんな運命なの?
どうしてこんな羽目になったの?
あっちの世界の私も連れて幸せになりたい。
あっちに行きたいよ。
お願いします、神様、あっちの私を此方へ。
お願いします、神様、私を彼方へ。
"望むのであれば、叶えてやろう。
後悔だけはするなよ?"
双子だと偽り一緒に暮らしていきましょう。
いつまでも、幸せになっていきましょう。
これが本当のhappyendなのだから!
これが本当のメリーバットエンドなのだから!
いつまでも、居てよね。
いつまでも、縛られていてよ。
滑稽だ。
醜態だ。
そんなのでも、生きていける!
安心して、この物語は終わりなのだから。
分かっているだろうに。
読んでいるお前に言ってるのだよ?
"どうしようもない、可哀想な人。"
進めてしまう程に、依存してる。
その姿すらに、興奮してしまう、
私がいるのだから。
???
終わり