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7/12/2024, 11:43:35 AM

これまでずっと嘘をついてきた。

やりたくなくても"いいよ"なんて言ったが

流石に疲れてきた。

俺は俺自身の仮面を被って偽りを演じている

ようにしか感じなくなってしまったからだ。

会社でも友達でも家族でもだ。

本当の自分を見てくれる人なんて居ないのに。

知ってたからこそ諦めたんじゃないか?

そんなことは知ってるからこそ苦しいんだ。




"お前こそ、そんなんだろ?

画面の向こうで読んでいる君にも当てはまるかも"




知らなくて良いなら、最初から聞くなよ。

はぁ、全く残念だ。

君とは仲良くなれると思ってたのに。

最初からなかったことにするから消えてね。

バイバイ。

7/11/2024, 10:43:37 AM

一件のLINEがやってきた。

名前も知らぬ人から



"私は貴女のことが好きすぎて

毎日のように考えています"



と来たのだ。

誰だろうと思いつつ過去を振り返ってみると

昔、私に告白してきた女子の名前であった。

その子はいい子だがどこか行動がおかしい、

なんというかストーカー気質なのだ。

返信する気も起きずブロックをしたら

何だか嫌な予感がした。

帰り道には気を付けなくちゃ。

特に街灯の下には。

あ。

帰り道に見たのは、

その子が返り血で汚れた姿だった。




"見ちゃったね♡これからはいつも一緒だよ♪︎"




そこで察した。

私はこんな嫌な運命かよ。

長生きしたかったな。

7/10/2024, 10:31:11 AM

目が覚めるとそこは夢にまで見た世界だった。

妄想だけで済ませていたのが叶ったのだ。

あぁ、愛おしいほどに待っていたよ。

みーちゃん。

君とお話がしたくてしてしょうがなかった。



"やっと話せるね。"


と言ったが、

彼女は………



"早く夢から覚めて皆が悲しむよ"




そう言われてはっとなって体を見た。

俺の体は透けていたのだ。

あれ?なんで俺が見えるんだ?

そっか、横断歩道で轢かれたんだ。

じゃあ、これは夢か。

な~んだ。残念。




7/9/2024, 8:18:56 PM

私の当たり前、いつも勉強の総合成績で

赤点を取らないことだ。

しかもノー勉に近い状態でだ。

偉いでしょ?

もっと誉めて。

愛して。

そして、また頭を撫でて



"いい子だね"



って言ってよ。

お母さん。

寂しいよ…。




7/8/2024, 10:18:02 AM

街の明かりか…。

俺にとっては日常茶飯事だから慣れたな…。

夜遅くまで働いて帰る時に照らされてると

何故か安心するんだ…。

今日も残業だ…!!

しっかりとやることやってから

また彼女の好きだった物を置かないとな…!!




あぁ、なんて虚しいけど楽しい日常だろうな。




また、寒い夜の下で貴女に恋い焦がれている


俺を許してくれ。

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