悪魔で天使です。

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1/13/2025, 10:43:05 AM

「まだ見ぬ景色」

いつも明るいあの子は僕に問いかける
キミはなんでそんなにまっくろなの?
僕は何も答えない
太陽の下のあの子は僕に問いかける
キミはなんで地下にいるの?
僕は何も答えない
おしゃべりなあの子は僕に問いかける
キミはなんでなにもしゃべらないの?
僕は何も答えない

話す必要性がないと思った
興味が無いと思った
だから僕は答えないし
上にも行きたくないし
まっくろであることを望む

僕とあの子では性格も見た目も住む世界も違う
まだ見ぬ景色があったとしても
僕は知らない、知りたくない。

1/13/2025, 8:58:24 AM

「あの夢のつづきを」

「確かに、彼の事は可哀想だと思うよ?
でも、どんだけ悔やんでも彼は死んだんだ」
優しく、諭すようにそうキミに伝えた、
けどキミは私の言葉に聞く耳を持たない
それどころか、
その場で泣きじゃくりながら
震える両手で小さな刃物を持って何かを叫んでいた

思えばキミはいつでも彼に支配されていた
彼が死んでから、更にキミはおかしくなった。
あいつさえいなければ
キミはこんなことにならなかったのに
あまりにも可哀想だ、可哀想すぎる。

だから私が終わらせないといけないと思った
だからキミの彼氏にやった事と同じ様に
キミに刃物を振りかざした
抵抗する君の姿すらも、愛しくて堪らなかった

しばらく戯れて疲れきったキミは
静かに私の傍で眠っていた
そんな君が愛おしくて愛おしくて
そんな君を眺めながら眠れることに
猛烈な多幸感を感じた
沢山遊んで疲れた私は静かに目を瞑る
そして、また夢をみるんだ
あの頃の、キミが彼に出会う前の
「あの夢のつづきを。」

1/7/2025, 5:00:07 PM

[追い風]

歩く歩く歩く
背中を押されてる様な
不思議な感覚を背中に背負いながら
この道をただまっすぐ歩く
歩く歩く歩く

だんだん押される力が強くなる
歩くスピードが早くなる
いつの間にかチータになった気がした
走る走る走る

風圧に耐えきれなくなって転んだ
しんどくなった
ボロボロになった
それでも立ち上がって
歩く歩く歩く

ただ道のその先のゴールを目指して
背中に風を一身に感じて今日も
歩く歩く歩く

1/6/2025, 4:40:14 PM

[君と一緒に]

黒い霧が空気を作り出す
その空気を吸ってる僕達はきっと真っ黒
今は昼の12時頃

パッと両手を広げれば君に触れる数センチ
真っ黒な霧を切り裂く僕達はきっと鳥
この時間は食べ物の匂いに吐き気がする

僕達が落ちたその場にだけ光が差し込んでいく
だから僕達はきっと神様

僕達が落ちた場所に少しづつ真っ赤な滝つぼが出来る
だんだんだんだん広がって彼岸花畑が出来上がる
今日はここでキミと一緒に眠ろうか。

1/5/2025, 4:52:58 PM

「冬晴れ」

ダイヤモンドの光を浴びる
からっと綺麗な光の中と
きらきら光る真っ白なおふとん
ひろいせかいがきらきら光る宝石箱
手の中に包み込んでぎゅっとにぎれば
てのなかに大きな宝石ができあがるの
宝石をたくさんつくって
たくさんのどうぶつさんをつくったよ
きらきら光る宝石のどうぶつさん
たいせつにたいせつに宝石箱においておくの
きらきらの光が宝石を照らせば
さらにせかいが輝くの

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