太陽に別れを告げた。
今日も目覚ましはかけない。
月に口付けした。
朝なんて来なければいい。
空が回る。
ああ、あくびがでる。
光も許さないこの扉に、傘ひとつ。
あなたが目を覚ますまでは、この空は私だけのもの。
『目が覚めるまでに』
ひとりがきらい。
くらい。くらい。くらい。
ふたりがきらい。
こわい。こわい。こわい。
いたい。いたい。いたい。
またひとり。これきらい。
くらい。こわい。こわい。
いたい。くらい。いたい。
いやだ。いやだ。いやだ。
ひとりはいや。あなたもいや。
みんなきらい。わたしきらい。
やめてやめてやめて
こないでこないでこないでこないで
すき。すき。すき。すき。
みえない。みたい。みえない。
みつけて。みないで。みつけて。
『だから、一人でいたい。』
『澄んだ瞳』
目は前にしかついていない。
見たいものをその瞳に映すために。
向き合うために。目を背けないために。
行き詰まったら別の方を向けばいい。
そこに前も後ろも、右も左もないのだ。
私が見る先に、あなたがいて欲しい。
あなたが見つめる先に、私がいて欲しい。
濁りなく、澱みない私の気持ちよ。
どうか綺麗なままで。美しいままで。
どうか、あなたに、届いて欲しい。
『嵐が来ようとも』
泣くのはやめた。
嵐が来ようとも。
雷が鳴ろうとも。
怒るのもやめた。
散らかっていようとも。
間違っていようとも。
悲しむのもやめた。
足が痺れようとも。
擦り傷が増えようとも。
私は、弱さを忘れない。
不完全な強さでも、
笑って、誇って、生きようと思う。
『お祭り』
ああ、薄暗くなってきた。
ぬるい風と、やってきた。
この夏は、この夜だけは、特別。
聞こえる。
囃子が。風が。足音が。
揺れる。
提灯が。木々が。君の髪が。
触れる。
視線が。手が。心が。
ああ、甘い。甘い。
雲のような、この気持ち。
はぐれないように。どこかへ行かないように。
「手、繋ごう。」
今日は、お祭り。