淡時間

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8/4/2024, 3:54:14 AM

太陽に別れを告げた。

今日も目覚ましはかけない。


月に口付けした。

朝なんて来なければいい。


空が回る。

ああ、あくびがでる。


光も許さないこの扉に、傘ひとつ。



あなたが目を覚ますまでは、この空は私だけのもの。


『目が覚めるまでに』

7/31/2024, 12:53:17 PM

ひとりがきらい。

くらい。くらい。くらい。


ふたりがきらい。

こわい。こわい。こわい。
いたい。いたい。いたい。


またひとり。これきらい。

くらい。こわい。こわい。
いたい。くらい。いたい。
いやだ。いやだ。いやだ。


ひとりはいや。あなたもいや。

みんなきらい。わたしきらい。

やめてやめてやめて
こないでこないでこないでこないで



すき。すき。すき。すき。

みえない。みたい。みえない。


みつけて。みないで。みつけて。


『だから、一人でいたい。』

7/31/2024, 3:47:23 AM

『澄んだ瞳』


目は前にしかついていない。

見たいものをその瞳に映すために。

向き合うために。目を背けないために。


行き詰まったら別の方を向けばいい。

そこに前も後ろも、右も左もないのだ。


私が見る先に、あなたがいて欲しい。

あなたが見つめる先に、私がいて欲しい。



濁りなく、澱みない私の気持ちよ。

どうか綺麗なままで。美しいままで。

どうか、あなたに、届いて欲しい。

7/29/2024, 1:51:40 PM

『嵐が来ようとも』


泣くのはやめた。

嵐が来ようとも。

雷が鳴ろうとも。


怒るのもやめた。

散らかっていようとも。

間違っていようとも。


悲しむのもやめた。

足が痺れようとも。

擦り傷が増えようとも。



私は、弱さを忘れない。

不完全な強さでも、

笑って、誇って、生きようと思う。

7/28/2024, 4:56:28 PM

『お祭り』

ああ、薄暗くなってきた。

ぬるい風と、やってきた。

この夏は、この夜だけは、特別。



聞こえる。

囃子が。風が。足音が。


揺れる。

提灯が。木々が。君の髪が。


触れる。

視線が。手が。心が。


ああ、甘い。甘い。

雲のような、この気持ち。


はぐれないように。どこかへ行かないように。

「手、繋ごう。」


今日は、お祭り。

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