あやや

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7/17/2024, 10:06:04 AM

【遠い日の記憶】

 微笑みを現実で初めて見た気がした。
 優しさが滲み出ている、暖かい目で。

 貴方を想像するだけで 胸が高鳴って
 貴方を見ているだけで 胸が高鳴って。

 どうしよう、好きだな。
 また会えると信じて、覚えていると信じて

 運命の再会を望んでいます。

7/17/2024, 10:01:07 AM

【空を見上げて心に浮かんだこと】

「…あっつ、」
夏も本格的になり、猛暑日が続いていた。

「…眩しいし…早く雲、太陽を覆ってくれよ、、」
…去年の今頃の夏、俺の親友は死んだ。

 運動好きで、みんなから人気者でいつも笑顔だった。
『太陽くん』と言われているような彼だった。

「……俺の心臓、お前にならあげれたなぁ。」
そう言ってから、ある言葉を思い出した。

『心臓なしで生きられたらな。』

6/2/2024, 9:33:46 AM

【梅雨】

 梅雨は頭痛が激しくなるから嫌いだ。
微妙な天気に微妙な気温。嫌になる。

「ね、一緒に昼寝しよ」
「…時間的に昼寝になるけど、天気は昼寝じゃないな、」

「……眠い、」
「寝ろ。寝るために布団に入ったんだろ」
「抱きしめて」
「…ん」
「んへへ、あったかい…」

 でも、梅雨は恋人が甘えてくるから嫌いじゃない。

5/30/2024, 6:09:13 AM

【「ごめんね」】

 彼の口癖は「ごめんね」。
何かあるごとに「ごめんね、気をつける。」とか
「ごめんね、ありがとう。」なんて。

 そんな彼の口癖が気に入らなかった。
なんで悪いこと一つもしていないのに謝るのか。

 でも、少しだけわかった気がした。
あれは彼なりの“誰も傷つけない優しさ”だ。

 でも、時々疲れてしまうことなんて日常茶飯事。

5/12/2024, 12:31:46 PM

【子供のままで】

「子供のままでいたい」
「…僕も」

「雨降ってる…傘持ってきた?」
「え、持ってきてないや…」

「…雨ってこんな冷たかったっけ」
「大人に近づくにつれ、身なりに気遣うから
 雨に濡れなくなっちゃうんだよね」

「…お前はずっと雨に当たってんのかよ」

「…うん。雨に当たってるときだけ自分が
 惨めに見えるんだ」

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