あやや

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1/31/2024, 11:41:52 AM

【旅路の果てに】

 疲れた。うん、疲れた。
これは紛れもない。疲労だ。

 特別、隣にいてくれる人はいない。
自分は独りなんだって思う。

 でも、時間が経てば明日は来る。
カーテンから差し込む光に、嫌気が刺した。

1/30/2024, 10:51:12 AM

【あなたに届けたい】

「お、いい感じの曲ができたな」
音楽活動をしている僕は、今回は失恋をテーマにしてみた。

 早速、君の隣で弾いて聴かせようと思い立ったとき。
もう君は隣にいないことに気づいた。

「…そうだった、一週間前に別れたのか、」
“音楽ばっか”に目を向けないで。と。

この歌が配信されたら、こっそり君も聴いていないかな。
  この歌は君にプレイリストに入ってくれるかな。

1/26/2024, 1:21:44 PM

【ミッドナイト】

「なんか、今日は上手くいかなかったな…」
君は今日一日した選択を後悔しているようだった。

「まぁ、どうせもう過去のことだろう?」
「昨日のことをもう過去に入れるな」

 君と肩を寄せ合ってソファーでただ会話をする。
時々話すことがなくなる時の沈黙が妙に愛しかった。

 君と今年、初めての夜ふかし。
 ミッドナイトを過ごした。

1/25/2024, 12:24:58 PM

【安心と不安】

 君にとっての“安心”は僕であって欲しいし
 僕にとっての“不安”は君であって欲しい。

 君にとっての“居場所”は僕の隣であって欲しいし
 僕にとっての“拠り所”は君の隣でありたいんだ。

 君にとっての“恋人”は僕であって欲しいし
 僕にとっての“友達”は君であって欲しい。

1/21/2024, 1:59:17 PM

【特別な夜】

 夜中、異様な物音に目を覚ます。
その正体は雨だった。今日一日中振り続けるらしい。

 一度気にするともう放っておくことはできない。
仕方ないからコーヒーを淹れるためにベッドから離れる。

「熱っ…」
熱がりながら、雨音を聞いて飲んでいると人の気配がした

 それは最愛なる恋人だった。起こしてしまったのか。
よたよたとこちらに歩いてきたと思うと、突然抱きついてきた。

「…なんか特別な夜みたい、」

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