しばらく旅行なのでキープのみ。後日帰宅してから書きます。
──お題:太陽の下で──
しばらく旅行なのでキープのみ。後日帰宅してから書きます。
──お題:セーター──
しばらく旅行なのでキープのみ。後日帰宅してから書きます。
──お題:落ちていく──
『伝えたい言葉』
幼馴染の彼女と籍を入れてから、もう幾年か経った。夫婦同士だと言葉足らずでも分かり合えると言うことがあるが、幼い頃からの付き合いだからか私たちは特にそれが強いと思う。
食事中にあれ取ってと言えば醤油が差し出される。寛いでいる時にあれやってくれた?と言われたら、洗濯なら済ませたよと返す。
一心同体と言うべきか、あるいは以心伝心と言うべきか。お互いのことはまるで手に取るように分かり、彼女との間にはえも言われぬ信頼感があった。
しかし、あらゆる言葉を省略して話している中でも、絶対に必ず言葉にして伝える気持ちがある。こればかりは、そう思っていると彼女が分かっていてくれていても、どうしても口にして伝えなければ気が済まなかった。
「愛してる」
「えぇ、私も愛してるわ」
──お題:夫婦──
『優等生』
私はみんなから優等生と言われる。
成績は学年トップ。大人びてるねと言われ、よく色々な悩みの相談を受けることもある。
みんなの期待に応えられるように勉強を頑張った。お悩み相談も親身になってたくさん聴いた。
でも、だからこそ、人前で弱音を吐けない。吐くことができない。
体調が悪い、怪我をした。そんな肉体的な弱みはいくらでも晒せるが、精神的な弱みは曝け出せない。
だってみんな完璧な私を望んでいるから。大人びていて、頼りになる私が必要で、子供のように弱音を吐いて、人を頼りたいと思うような私は必要とされていないから。
あなたは何事も卒なくこなすから悩みがなさそうで良いね、と言われた時はショックだった。あぁ、私は悩みを持ってはいけないんだと、そう思うようになったのはその言葉を聴いてからだった。
実際のところあまり継続的な悩みはなかった。でも、ふとした瞬間に湧いてくる不安や悩みを誰かに言うことはできなくて、その度にそんな感情を押し殺してきた。
でも、それでも、どうしようもない時があるのも確かで。
あぁ、この行き場のない感情はどうすればいいの?
──お題:どうすればいいの?──